日光だより

 　日光では、まだまだ桜が見られます。これはおとといの匠町、還元山浄光寺の山門。はらはらと散る花びらに誘われるように… 　いつかはお世話になるお寺の境内。四季折々の花に満ち、含満ヶ淵（憾満ヶ淵）の流れの音が聞こえてきます。春うららの陽ざしのなかで、しばし、安らかな気持ちになってし...

 　先月のことで恐縮ですが、4月17日は二荒山神社の弥生祭でした。この小さなかわいらしい家体は、西町の当番、板挽町の本家体のお囃子にくっついて廻りました。 　日光は昔大火があったので、今は、宮大工の技が光る漆塗りの本家体を所有する町内は残り少なく、この茶瓶の家体も貴重です。近づい...

 　名所旧跡ではなく、ありふれたご近所の風景。神橋を通り過ぎて、下河原から鳴虫山を見上げると、どこまでもどこまでもいっせいに緑が萌え始めました。 　川の流れの音を聞きながら、深呼吸。嗚呼、今年も生きているんだな、と実感。風薫る日光の季節がやってきました。

 　あらららら。気がつけば5月。青葉若葉の季節です。 今年は花も草も目覚めが早く、実は、池のモリアオガエルの初鳴きも、4月の8日でした。例年は10日過ぎなので、本当に早いですね。それも、あっという間に大コーラス。毎日上手に歌っています。 　その姿を見てから写真を撮ろうと思っていた...

 　久しぶりの雨の後、縁側先の一人静の花も急にニョキニョキと。 それにしてもですね、一人ぼっちで咲いている一人静って見たことない。山を散歩していても、ほとんど群生ですね。 　うーむ。そうかー。群集の中の孤独、ってやつかー…。わかるような気も、わからないような気も。