2006-06-06

2006/6/6(Tue) 時を経て 今も明治の サムライハウス

本町の国道沿いに古い一軒の日本家屋があります。竹垣の中の風情ある庭園と山の水が落ちる滝の音。木造2階建てのその家こそ金谷ホテル発祥の地となった「金谷カッテージ・イン」サムライハウスです。江戸時代に武家の屋敷として建てられ、明治の頃日光を訪れた外国人のために宿として提供したのが金谷ホテルの創始者、金谷善一郎さんでした。

イギリス人の女性探検家イザベラ・バードはその紀行文の中でこの家を「目を楽しませないものはひとつとしてない」というくらい絶賛しています。内部は外国人たちを受け入れた当時のままに保存され、明治の頃の日光の空気が今でも漂っているかのようです。日光はなにげなく歴史が身近なところがすごいですね。



2006-06-05

2006/6/5(Mon) 風までも 水色に染む 丁子草

 もうこうなったら連日「高井家庭の花シリーズです!」というくらい花が次々咲いています。この水色の花の名は「丁子草」。茶花としていただいたものが、いつの間にか増えました。花弁の形が香辛料の丁子に似ているのでしょうか?

 でも、私は勝手に帳尻草と呼んでいます。地味~な葉っぱが出まして、つぼみも地味。でも咲きそろう時はきれいなブルーで、ちょうど初夏の風にぴったり。そうです、人生が終盤になる頃、帳尻が合うように報われる花なのです!子供の時、ぬりえをすると決まってこんな水色のドレスを着たお姫様でした。水色は幸せになれそうな色ですよね。学名「タマノコシチョウジリソウ」なんちゃて。



2006-06-04

2006/6/4(Sun) 藤の香や まどろむ犬の 前世の夢

  藤の花の香りを覚えていますか?初夏の午後、山を歩いていて甘いけだるいような妖艶な香りに出会ったら、それは山藤か葛の花です。一房にたくさんの花をつけていますが、根元から順に咲いて咲き揃う間もなくもう散り始めます。そして花の跡につくのはインゲン豆みたいな長い種子です。

 山本丘人という画家の作品に、藤棚の木漏れ日の下に佇む大きな犬の絵がありました。美しい絵です。静かな昼下がり、はてあの犬の色は黒だったか、純白だったか…。遠い昔の記憶に誘われるような香り。高井家ではゴールデンのラッキー君が仰向けになって昼寝していました。彼の前世は何だったのかな。



2006-06-02

2006/6/2(Fri) 蜜蜂も 励む行者 ニンニクの花

  これは庭の「行者ニンニク」の花です。女峰山辺りにもたくさんあったそうですが、最近は少なくなったようです。葉っぱはスズランの葉の形によく似ていて、味はニラのようです。昔、行者さんが山にこもって修行をする時に、精力をつけるために食べたのでこの名前があるそうです。

 お味噌汁にさっと入れて食べると、ニンニクのような濃い旨みが出て、いかにも元気になるような気が…右のほうで蜜蜂さんもせっせと蜜を吸っているのがおわかりでしょうか?



2006-06-01

2006/6/1(Thu) 青々と 剣に花が 咲く水辺

  あー、もう五月は行ってしまったというのに池のあやめは花盛り。今年は本当に花々が遅いこと。このみずみずしい緑の剣のような葉の間に繊細な花弁を広げて咲く紫の佳人よ!あやめと菖蒲が共生していて、お花をもらおうと鋏を入れるとかぐわしい香りがします。夕べは旧のお節句だったので月遅れの菖蒲湯に入りました。

 うちのあやめは四季咲きで、春・夏・秋・晩秋と3~4回咲き、よく「狂い咲き」と間違われます。しかもひとつの花芽に2~3輪づつぐらい交代で咲くので、美人長命ですね!


(2021/1/16追記)この投稿の花は、アヤメではなく、カキツバタでした。


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