2006-09-29

2006/9/29(Fri) 草むしり いつのまにやら キノコ狩り

 庭の草むしりをしていたら、あちこちにキノコが!ううむ。これは食べられるのかな?さっそくご近所のキノコ博士に聞きに行きました。「おー、これは美味しいよ。いい出汁が出るよ。」

「ホントーですかー?」おかみのたかみは念のため、「明日の朝、うちに電話して誰も出なかったら助けにきてね。」と頼みました。

 よく調べてみたら、このキノコは「ショウゲンジ茸」といって、日光では「ジョウケンボウ」と呼ばれているそうです。植え込みの陰などに50本以上はえていました。あれれ、よくみると、なんと小さい蛙君が……もうそろそろ霜が降りるけど、大丈夫かい?

 高井家の庭は、本当に季節に正直です。



2006-09-28

2006/9/28(Thu) ほんとうに 暑さ寒さも 彼岸まで

  昔の人はよく言ったものですね。9月に入り菊の節句も終わり、お彼岸も終わり、気がつけば秋風の吹く季節になってしまいました。日光は爽やかな秋晴れで、空も男体山も高く見えます。高井家の庭の花もほととぎす、大文字草、藤袴が咲いています。テーブルの上の金魚も鉢を追い出され、菊の花に占領されてしまいました。

 もうすぐ10月6日はお月見です。日光でも足利でもイベントがあるようですね。神橋の上にかかる十五夜さんを眺めながら、一献。なんてのもオツですなー。この頃になると、下鉢石の恵比寿家さんという料亭の先代さんのことを思い出します。大旦那さんは李白の詩を愛し、「月下独酌」と言っていましたっけ。献杯。



2006-09-26

2006/9/26(Tue) いのち継ぐ 大地に今朝も みどり生ふ

昨日9月25日は、新日光市の合併記念式典でした。今年の3月20日に5市町村がひとつになって、はや半年。一段落したところで、内外の関係者を招待して、盛大なセレモニーが行われました。この合併により、日光市は日本で3番目の大きさを持つ市に!式典では新しい日光の素晴らしさをを讃える国会議員など何人もの来賓の方々の祝辞が続き、行政関係者はその門出を祝いました。

しかし、その晴れやかさに反して、将来への漠然とした不安を感じたのは私だけでしょうか?帰り道、旧日光地区の森にたたずみ、空を見上げると…朽ち果てた巨木の根。伸びやかに枝を伸ばす若木。しっとりと大地を包むみどりの苔。確実にいのちは受け継がれている姿に、少し慰められました。



2006-09-20

2006/9/20(Wed) わいわいと 語る日光の明日 いかにせむ

国土交通省のバックアップで、日光の観光まちづくりコンサルティング事業の会議が、いよいよ始まりました。山本雄二郎・高千穂大学教授や野口智子・ゆとり研究所所長をメインに各旅行会社のお歴々が集まって、日光の現状・問題点から検討しなおします。しかし、3時間にもおよぶ会議自体は混沌としたもので、雑然とした資料に目を通すだけでくたびれました。まるで今の日光を暗示しているかのよう。

話は変わりますが、おかみのたかみが生まれたのは、東京杉並の高千穂大学のすぐ裏。善福寺川のほとりです。鈴木清順そっくりの山本教授のお顔を拝見しながら、会議の間じゅうオーティス・レディングのI was born by the river♪が聞こえてきました。



2006-09-19

2006/9/19(Tue) ふらんすを 想いつふらんす 懐石を食む

  社寺の境内近く、歴史を感じさせる洋館がいくつかレストランになっています。ここは「ふじもと」さん。「明治の館」「尭心亭」、霧降の「山のレストラン」、金谷ホテルのふもとの「みはし」などと同じ系列です。どの店舗も、それぞれに違った魅力で、いつも感心するのは働いている若い方達の笑顔が爽やかなこと。おかみのたかみも見習いたいと思います。

 「ふじもと」の名は、輪王寺の古い宿坊「藤本院」の跡地に由来するそうです。昔のお坊さんが、今ではフランス懐石を食べにたくさんのお客さんが訪れている、と知ったら驚くでしょうね。私もフランスへ行ってしまった娘のことを想いながら、お箸でいただいています。



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