2008-11-20

2008/11/20(Thu) 今日もまた 君に捧げる 愛の味

  忙しかった11月。ちょっと、一息。今日は、九代目が日光市の依頼で、女性サポートセンター特別講座「日本料理教室」の講師をつとめさせていただきました。日光料理店組合長としてのご指名でしたので、若手の組合員の森田秀夫氏のご協力を得て、秋の和食とデザートをご紹介。

 大根と海老の信田巻・菊花かぶら・茶碗蒸し・牡蠣御飯・抹茶プリン。日頃は無口な料理人たちも、市内の女性群に囲まれて、和気あいあいと講習を無事終えることが出来ました。帰宅した九代目いわく、味の決め手は「愛」。なんといっても一番の調味料だそうです!



2008-11-03

2008/11/3(Mon) 来るたびに 御橋や紅葉や 日の光

 今日は文化の日。3連休の最後の日でした。久しぶりに歩いて西町から駅まで「小旅行」をしてみました。すると、町にはたくさんの観光のお客さまが! 神橋のところにさしかかると、さすが、人気の世界遺産。皆さん、携帯のカメラで記念撮影。あ~、しまった~。デジカメ持ってくれば良かった…

 連休中は、社寺のライトアップもあって、三脚までかついだ本格的なカメラマンさんたちが夜まで見かけられました。

 紅葉と、すぐそばにはクラシックな金谷ホテルのたたずまい。そしてこの美しい朱塗りの橋。なるほど。ここが日光のランドマークたる由縁ですね。



2008-10-25

2008/10/25(Sat) ありがたや 瑞穂の国の 神無月

  いつも美味しいお米、無農薬の日光コシヒカリを作ってくださる田代恵一さんのご縁で、益子焼の肥沼美智雄さんから花器を戴きました。肥沼さんは、国内はもとより国際的にも活躍される陶芸家。その作品は、祭祀の鉄器や土器を思わせる霊的なフォルムが印象的です。

 さてなんの花を生けようか、と迷っていると、なんと二荒山神社の御幣束がぴったり。そして、田代さんのお米の稲穂と一緒に並べてみると、収穫の秋の最高のコラボレーション!

 太古の昔から、ずーっと私たちは、こうして神様にお供えをしてきたのかもしれません。瑞穂の国に生まれたありがたさを、お米を噛みしめるたびに思い出します。



2008-10-20

2008/10/20(Mon) 三つ四つ 三度四度の かきつばた

  国道の紅葉渋滞が信じられないほど、のどかな秋の午後。

今、高井家の庭では、ススキと秋明菊に混じって、池の杜若が満開です。暖かい日が続いているせいか、お客様には「狂い咲きですか?」とよく聞かれます。実は、この杜若は四季咲きで、一年に3~4回咲くのです。春、夏、秋、そしてこのまま霜が降りる直前まで。

 近づいてよく見ると、一本の茎に花芽が3~4個。ということは、1本で4個×4回=16輪。次から次へと。えらいですねー。

 毎年、秋の杜若はすっかり話題の主役です。都会からのお客様のおもてなしは、いつも窓の外の自然に助けられて…。お礼に愛をこめて、庭のお世話をさせていただいておりますです。



2008-10-19

2008/10/19(Sun) 秋晴れや 社も紅をさす 大祭

 17日は、東照宮の秋の大祭。千人行列が行われました。お天気に恵まれ、多くの参拝・見物のお客様が訪れ、歴史絵巻を堪能しました。

 そのにぎやかな表参道から少しそれて、旧社務所の前にさしかかると、そこは人通りもなく静かで別世界のよう。今は美術館として公開されていますが、ここから、滝の尾道に通じる裏道は、華やかな参道とは又違った趣のある日光の散策が楽しめるかもしれません。

 落ち着いた佇まいの美術館の門からのぞく紅葉が、通りかかる人を芸術の秋へいざなっているかのようです。



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