2009-02-22

2009/2/22(Sun) 海を越え ハーブの香り 春を告げ

  日ごと明るくなる春の陽射しの縁側。この美しく輝く瓶は、バーベナのお酒です。フランスのお客さまが、バーベナティーと一緒にわざわざ送って下さいました。バーベナは中南米原産で、とても癒し効果あるハーブです。初めて戴きました。去年ご来店くださったときの会話を忘れずに…本当にありがたく感激。とても美しいご夫妻でした。

 そういえば、そのとき、環境について「持続可能」という単語を教えて下さったのを思い出しました。この優しい香りに、なんだか、国は違っても、私たちは同じ地球の上で暮らしていることを実感します。



2009-02-04

2009/2/4(Wed) 豆撒けば 福も一緒に 九代目

  今日は立春。昨日は節分。日光では、世界遺産の二社一寺で、それぞれに豆まきが行われました。高井家も毎年、時間をずらしながら三ヶ所にはせ参じ、豆を撒き、大きな枡を三ついただいてきます。

 輪王寺では節分会(せつぶんえ)という儀式が三仏堂で執り行われ、その後、女優さんや俳優さんと豆まきに。今年も長山藍子さんをはじめたくさんの芸能人の方々がお見えになりました。

 なんと、今朝、朝日新聞栃木版を開くと、そこには長山さんの隣でうれしそうに豆を撒く九代目の姿が!「こいつは春から縁起がいいわいなぁ~」と言わんばかりです。でも、ちょっとニヤけすぎかも。



2009/2/4(Wed) 芹食めば 春の目覚めや 春の草

  そんなわけで、久しぶりに庭点検。池の周りでは、ゴギョウ(母子草)や芹も芽を出して。ちょっと摘んで、ぐい呑みに飾ると、小さな春が伸びやかに広がってまるで目覚めた乙女のようではありませんか?

 じつは、この悩ましい裸婦の染付けは、日本画の小泉淳作画伯の作品です。九代目は毎夜このお気に入りのぐい呑みで、地酒清開をちびちびと晩酌。

 初々しい春の草の緑。やけに堂々とした裸の乙女。長い髪が、器の中まで描かれているのが、なんともユーモラス。



2009/2/4(Wed) 鋭角に 氷つらぬく 芭蕉の芽

  春になったのを、自然界の生き物たちは知っているのでしょうか。池の水芭蕉もいつの間にか芽が伸びて、ナイフのような切っ先で氷の水面に美しいカットを入れています。すぐそばの座禅草も小さな苞をつけて、中をのぞくとちゃんと仏様がおわします。

 こういう季節になると、寒い冬の間、何をするにも億劫で後回しになっていたことが、気になり出します。さて、そろそろ冬眠から覚めなくちゃ。



2009-01-28

2009/1/28(Wed) 春誘う 花束まるく 微笑んで

  お正月にいただいた日比谷花壇さんのブーケ。なんと一ヶ月ちかくも元気でした。でも、チューリップさんも日光の寒の水に驚いていることでしょう!贈り主の笑顔を思い出させるような、丸くてちっちゃくて可愛いお花たちです。

 お正月は、松や椿や梅などのあらたまったお花が多いので、春らしい洋風なお花が、明るい華やぎを運んでくれます。

 冬の日光は、庭の花もありません。それに、今年は雪が降っても、すぐにとけて消えてしまうので残念。雪が降ると、雪かきは大変ですが、雪景色の美しさがお客様に好評で、女将はとても助けられています。



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