今日は啓蟄です。
敷き松葉を片付けると、みずみずしい緑の苔が現れました。
いつのまにか水芭蕉も座禅草も咲いています。
女将のたかみの庭閑期も終わり。
いよいよ忙しくなります。
これは31年前のお雛様。毎年七段出す場所も暇もなく、今年もお内裏様とお雛様のふたりのみ。
お伴もなく寂しいかなぁと思いましたが、すっかりこれが定番になってしまいました。なにしろ5組も飾るので間に合いません。
でも、ふたりが仲睦まじければそれでいいかなぁ…
日光も春一番が吹いて、やうやう春らしくなりました。ひと月前に飾り始めたお雛様もそろそろしまう日の予定を立てなくては。
春の夜の憂いに満ちたお顔を見ると、歳月のすぎる速さ、家族の賑わいの懐かしさを思わずにいられません。
これは59年前のお雛様です。