雨の日の高井家。
誰も気がつかないうちに山藤が満開になって、緑の苔に散り始めています。
丁子草も、白糸草もひっそり雨に濡れて、
こんな日は、心も薄紫色に染まります。
藤のお茶碗を出して一服。
今年は、おかみのたかみの新しいプロジェクトが始まりました。
「山野草を種から育てる」
去年の秋に採っておいた丁字草の棒みたいな種を撒きました。
すると、わー、こんなに!
ファミリー、って感じ。
そうかー。こうやって種からも増やせるんだ。
今までは株分けしかやったことがありませんでした。
そういえば、先日見えたお客様がお茶の先生で、
「山野草は3年ぐらいはごきげんよく咲いてくれるんだけど、いつのまにかいなくなっちゃうのよね。」
とおっしゃってましたっけ。
これからは種を採っておこう!
そして、花咲かばあさんになるんだ!
綺麗な水色の丁字草。
今年は株分けして、離れたところにも咲きました。
別名タマノコシチョウジリソウ(大女将曰くです!)
地味な葉っぱが長いこと育って、ある日美しい花嫁さんみたいなブルーの花を開く、という事で、勝手に名付けました。
人生帳尻が合うように、てね。
6月の初め。今年も可憐な丁子草が咲きました。その陰で白雪草も小さく咲いているのですが、図々しい龍のヒゲの群生が邪魔を!舞踏会に出かける彼女を阻む悪の一味だな。
それにしても、最近は大女将まで「タマノコシ草」と呼ぶようになってしまいました。
最初は地味~な葉っぱ。ある日、ぱっと美しいブルー、お姫様のドレス色の花弁がまるで人生の帳尻を合わせるかのように咲くので名づけたのが始まり。
本当は丁子草ですよ(笑)!
やっと花開いた人生の花!?そうです。おかみのたかみがつけた名前はタマノコシチョウジリ草。地味な葉っぱがある日、突然美しく清らかなブルーのデビュー。苦節のあとの人生の帳尻。
本当の名前は、チョウジソウです(笑)。丁子の実に似ているからかな。
左にちょこんと咲いているのは「白雪草」。にくい組み合わせじゃないですか。えー、こら。まるでディズニーの世界ですね。
5月の最後の日、今年も咲きました!丁子草。開花前は地味なのに、お年頃になるのを待って別人(別花?)のように可憐に花開く花嫁のようです!うーむ。まるで人生の帳尻をあわせるかのように。
この花を勝手にタマノコシチョウジリソウと名づけてから何年でしょう。毎年咲き始めがとても気になりますねー。
花嫁のブルーのリボンのような、きれいな水色の丁子草。
地味な葉っぱの季節から、一気に可憐な花の時代に。まるで人生の帳尻を合わせるかのように!
というわけで、高井家の庭では勝手に「タマノコシチョウジリソウ」と呼んでおります。
もうこうなったら連日「高井家庭の花シリーズです!」というくらい花が次々咲いています。この水色の花の名は「丁子草」。茶花としていただいたものが、いつの間にか増えました。花弁の形が香辛料の丁子に似ているのでしょうか?
でも、私は勝手に帳尻草と呼んでいます。地味~な葉っぱが出まして、つぼみも地味。でも咲きそろう時はきれいなブルーで、ちょうど初夏の風にぴったり。そうです、人生が終盤になる頃、帳尻が合うように報われる花なのです!子供の時、ぬりえをすると決まってこんな水色のドレスを着たお姫様でした。水色は幸せになれそうな色ですよね。学名「タマノコシチョウジリソウ」なんちゃて。