2015-05-22

2015/5/22(Fri) マイスターだぜ西町太子講

 毎年5月22日は、西町の職人さんたちの講のお客様です。

聖徳太子のお軸を掛けて、お供えをして、お燈明を上げて、みなでお参りします。

持ち寄った古い木箱の中から出てきたお道具は、室町時代からのものもあるそうです。

大工さん、畳屋さん、屋根屋さん、電気屋さん、土建屋さん、塗装屋さん、粋なマイスターたちが集まり、年に一度の総会です。

かっこいーなー。

去年の5月22日は、天皇皇后両陛下の足尾行幸啓のお仕事の後でした。

みんなに大変だったな~と言われて、あー本当に一年たったんだな、と実感。

なんだか月日の経つのは早いですね。



2015-05-20

2015/5/20(Wed) 仲間が増えた丁字草

 綺麗な水色の丁字草。

今年は株分けして、離れたところにも咲きました。

別名タマノコシチョウジリソウ(大女将曰くです!)

地味な葉っぱが長いこと育って、ある日美しい花嫁さんみたいなブルーの花を開く、という事で、勝手に名付けました。

人生帳尻が合うように、てね。



2015/5/20(Wed) 在りし日のトキワナズナ

 やっと復活してきた庭のトキワナズナ。

在りし日の…ということは、今ではもうありません。

今年は草取りのおじさんが雑草と間違ってきれいに抜いてしまったのです。

ショック。

何年か前にも同じことがあり、今年は久しぶりに増えてきたと思ったのに…。

今は100歳を超えるお茶の恩師がその昔、「これは学名をホーストニアと言うんやで」と教えてくれました。

先生はご健在です!

トキワナズナの又の復活を祈りましょう。



2015/5/20(Wed) 鉄線の花

 今年はいつのまにか咲いていた鉄線。

ごめんね。

ほんとに忙しくて気がつかなかった。

最初の白緑のはかなげな花を見逃して、みんなエレガントマダム色の薄紫になっていました。



2015/5/20(Wed) フタマタイチゲ

 いつまでも可憐で清楚なイチゲの花。

よくニリンソウですか?と聞かれます。

お座敷の前まで増えて、お客様に人気です。



2015/5/20(Wed) シライトソウとカキツバタ

 さわやかな風に揺れる白糸草と杜若。

このシーズンは池の蛙の合唱付きです。



2015-05-16

2015/5/16(Sat) 生き返った藤棚さん

 去年の大雪で全壊した藤棚。

2回の再建工事を経て、生き返りました!

例年になく美しい花の房をつけて蔵の前を彩ります。

きっと、みんなに大丈夫かなと心配されて、植木屋さんにも優しくされて、愛が伝わったのでしょうか。

この藤の花が咲くと、秋に葉が落ちるまで、おかみのたかみはほとんど庭におります。

地面とお話しながらね。



2015-05-15

2015/5/15(Fri) モリアオ、シュレーゲル、ヤマアカ君

殿様がお越しになるので、大きくなった池の水芭蕉の葉を刈り取ろうとしたら、昼寝のカエル君を起こしてしまいました。

4月14日から、7月中旬まで可愛い声で合唱してくれるキミ。

昨日は、ホウキの先でデッカイ落ち葉だなと思って掃いたら、ヤマアカガエル君でした。

いろいろなカエルがいる高井家の池です。



2015-05-07

2015/5/7(Thu) こどもの日 懐かしむのは 親ばかり

5月5日。端午の節句。

お雛様の時と違い、飾るのがすっかり遅れた兜。

しかも、今年はご法事・ご祝儀が次々に続くので客室の床の間に飾れず廊下に飾りました。

こうして見ると、入江観画伯の蒼と緑の絵の前はなかなか似合います。

子供たちが小さい頃、毎年GWの忙しさをぬって5月5日は休みを取り、近所の滝の尾道(行者道)を歩きました。

兄妹そろって学問の神様と言われる道真公の祠で手を合わせたり、字が上手になるように手掛け石をなでたり、小さい後ろ姿が可愛かったなぁ…。

最初はおんぶしたり手を引いたりした彼らも、高校生ぐらいになると親を抜いてどんどん山道を駆け登り、先に白糸の滝や運試しの鳥居で待っているようになったっけ。

そんなことを思い出しながら、ラインで

「こどもの日は毎年行者道行ったよね。懐かしいな~」

とメッセージを送りました。

ところが、返ってきたのは犬の顔のスタンプだけ。

こどもの日というのは、子の成長を願う親のためにある、ということですね。



2015/5/7(Thu) 一本足 並んで襟立て クマガイ草

 今年は28株になったクマガイソウ。

なんだか例年より早いなぁ。

いつもは順繰りに咲くのですが、今年はいちどきに咲いてしまいました。

床の間の籠に活けようと思って近づいて、ハサミを入れる順番を思案中。

本当は花を枯らして種がこぼれるのを待つほうが良いのでしょうが、こんなに咲いているから大丈夫ですよね。

今までは山草好きのお客様たちの顔を思い浮かべながら、それぞれのご予約の日程に合わせてちょうどよい咲き頃の花を選ぶが恒例だったのに。

う~む、どれにしようかな。



2015/5/7(Thu) 目覚めれば 牡丹の苑に 鳥の声

 今、高井家の庭は牡丹の花が満開です。

連休中の暖かさで、一気に咲きました。

朝、まだまだ固いと思っていたつぼみが、本当にあっという間にいっせいに開いたのです!

花が目覚めたのか?

それとも自分が目覚めたのか?

庭の向こうの山の緑も見上げるたびに萌え揺らぎます。

もう、鶯なんて朝からケキョケキョ、キョロロロ~♪

声につられて窓辺を見ると、すぐそばのイチイの木の枝で鳴いています。

「テープですか?飼っているのですか?」

都会のお客様によく聴かれますが、

「いた、いた!あれが鶯なんだ~」

と妙にその姿の地味さに感心していらっしゃるのが面白いです。



2015-05-06

2015/5/6(Wed) 金平糖ツツジ

 写真ではただのツツジに見えますねー。

指も写せばよかった。

小指の爪ほどの花です。

あんまり小さいので、コンペイトウツツジと呼んでおります。

高井家の庭ではこの他に、バナナ色のバナナツツジ、小来川のお母さんにもらったお母さんツツジ、美味しそうな真っ赤な紅生姜ツツジ、目立たなくてどこに咲いてるかわからない迷子ツツジなど、変な名前のツツジが咲くのであります。



2015/5/6(Wed) シャクナゲ摘みの九代目

 ゴールデンウィークも終わり、山石楠花の花を摘み取る九代目。

背が高いので脚立がいらず、本当に便利。

いつもは庭仕事なんか滅多に手伝ってくれないのですが、特別にお願いしてなんとか。

なぜ、庭仕事が嫌いかって?

ショージくんは蛇が大の苦手。

お庭の季節は蛇さんの季節。

何年か前にお会いしてから、庭は眺めるものだ、と言い訳しています。



2015-05-05

2015/5/5(Tue) ヘイデンさんの 木に包まれて 舞鶴草

 イアン・ヘイデン氏作の木工の器の中に、黄瀬戸の小瓶。

そこに庭の舞鶴草をちょこっと。

かわいいなー。

この優しいバランスが大好き。

イアンさんは山内の別荘に工房を持つ英国人です。

ぬくもりのある作品たちは、彼のおだやかな人柄によく似ています。



2015-05-04

2015/5/4(Mon) 山椒摘み 今日はどこまで 摘めるやら

 庭の山椒もあっという間に新芽・新芽・新芽。

忙しいシーズンと重なるので、なかなか摘むのが間に合いません。

しかも刺で手の甲は傷だらけ。指先は真っ黒。

でも、この香りに包まれていると体中の血液が目覚めるような、野生の息吹を感じるような不思議なめまい。

ひょっとして一種のなんとかハーブ?



2015-05-02

2015/5/2(Sat) 染付の 壺の牡丹は 花の女王

 いつもはつぼみのうちに古銅などにかしこまって入れる牡丹。

あんまり見事に開いたので、ドサッと青い染付の古い壺に入れてみたら…。

貫禄ですねー。

やはり、花の女王と言われるだけあって華やかです。

ちなみにこの壺、大女将が梅干を入れていたものでした!



2015-05-01

2015/5/1(Fri) 披露宴 メモリープリーツの 鶴さんと

5月は結婚シーズン。

ご祝儀の受付を飾るのは庭のお花たちと、メモリープリーツの折り鶴さんたち。

さわやかな季節に人生の新しい門出を迎えるおふたりを寿ぎます。



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