2006-07-28

2006/7/28(Fri) 梅雨空を はらうがごとく 日光城

 青空を仰ぐ堂々たる日光城。じゃなかった、じつはこれは日光市役所(日光総合支所)の庁舎です。明治38年に国会議員小林庄一郎氏がホテル経営を目指して建設しました。その名も「大名ホテル」。当時では35万円の大金と15年の歳月を掛けて完成しましたが、ついに開業することなく、後に古河電工、進駐軍、再び電工の所有となり、昭和24年に日光町に寄付されました。

日本で最古の市庁舎と言われ、私たち日光市民の自慢の役場です。作った人もお大尽だし、寄付した電工もえらい。昔の日光はスケールが大きかったんですね!



2006-07-24

2006/7/24(Mon) 兄妹の 輝く瞳 よく似たり

  しばらく前の写真ですが、フランス人国際交流員のロマンちゃんと妹のアリシアさんです。彼のうちはきょうだい仲がとてもよく、弟さんも日本にいるお兄さんを訪ねてきましたが、ロマンちゃんは妹にも優しい本当に良いお兄さんです。

 栃木県に来る外国人は、必ずといってよいほど日光を訪れます。自然と世界遺産。恵まれた観光資源を支えに、私たちはどうしたら世界の人々に「日光けっこう」と感じてもらえるでしょうか。こうして一人の人から次々に輪が広がって、皆が日光大好きになってくれることを祈っています。



2006-07-20

2006/7/20(Thu) 一万の 献灯揺れる 三仏堂

  輪王寺の三仏堂(金堂)で16日の夜、1万本のろうそくをともす献灯会(けんとうえ)が行われました。日本青年会議所関東地区大会の催しでしたが、当日はあいにくの雨で時間ぎりぎりまでろうそくの灯を何回もつけなおしてスタッフの方達は大変。ようやく7時過ぎに雨が上がり、金堂の正面で輪王寺の若手僧侶11人による「声明」が披露されました。

 夏の薄衣に身を包み、夜の闇に浮かび上がった金色の光の中で静かに天台声明曲を唱和する僧侶たちの姿は、それは美しいものでした。各地から大勢集まった青年会議所のメンバーも、神聖な日光のオーラを感じてくださったでしょうか。



2006-07-16

2006/7/16(Sun) 咲き初めし 穂先にトンボ Kissするや

  まさにホサキシモツケの花。トンボさんもその穂先にとまってひと休み。今頃、戦場ヶ原でも咲いているのでしょうか?ピンクのまだ丸いつぼみのうちが可愛いのです。咲き出すとボサーっとしてあんまり…なんかこれも人生を連想するような。

 何年か前、親戚の画家が戦場ヶ原からの生中継で、この花を指でつまみながら奥日光の自然の美しさを讃えていました。全国中継だったので「あ~、どうかお願いだから折らないで!」と皆でテレビの前で叫んでいたのを思い出します。後で彼に聞いたら、緊張して話に夢中になってホサキシモツケの花をつかんだままだったそうです。本当に折らなくてよかった。花の命は短し。あ~また人生だー。



2006-07-11

2006/7/11(Tue) 忙しいと 言い訳すれば 心亡くす

  なんだか梅雨が長いせいか、力が入らないような日々を過ごしてしまいました。やるべきことはいっぱいあるのに頭と体がついていかない。人にも優しく出来ないし、自分にも自信が持てない。ひょっとしてこれは中年女性の「うつ」なのでしょうか?犬のラッキー君も暑さのせいか、最近ダラーっとしています。

 彼は今年の夏で11歳。人間で言えば70台後半かなー。先日は足を痛めてしばらく情けない顔をしていましたが、やっと元気になりました。昔はハンサムで高貴な顔をしていたのに…彼を見ていると年を重ねるスピードの速さに、つい人生のはかなさを感じてしまいます。あ~、やっぱりこりゃ「うつ」だな、もしかして。



2006-07-04

2006/7/4(Tue) 抜け殻や あるじの生の かたちかな

  もう7月。夏本番です。朝、上空を見上げると赤トンボの大群が…いつの間にかどこからか湧いてきたようにいっぱい。昨日は池の周りでシオカラトンボも見かけました。こうして生き物たちは短い日光の夏に精一杯命を懸けているのですねー。

 この写真は去年のものですが、ちょうど羽化したばかりのオニヤンマが飛び立つ寸前でした。毎年、庭では佃煮にしたいほど大きなヤゴの抜け殻がたくさん。都会からいらした小さいお客様たちに差し上げると、夏休みの宿題にするといって喜ばれます。抜け殻の足が指にくっつく感触に、私も子供の時の夏の時間が懐かしいです。



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