2011-06-29

2011/6/29(Wed) 青梅や 大女将に 一粒ずつご挨拶

  青梅の季節になりました。高井家の風物詩。大女将の出番です!

 白加賀という品種の梅。届いたら急いで一粒ずつ竹串の束で細かい穴を開け水につけ、温度管理をしながらそーっと煮ます。そして、水に一昼夜さらし、青みが完全にとばないようにゆっくり蜜煮にします。

 この季節はおかみの庭も急にいそがしくなるので、気が付くといつのまにか大女将と青梅ちゃんたちの仕事は終わっている…。出来上がりはさわやかで甘酸っぱくて最高でした(^O^)/



2011/6/29(Wed) さわやかな 赤ちゃんトマトの お酢のもの

  ある日のお酢のもの。いつもはパクッと食べちゃう日光産ミニトマトも、ちゃんと湯むきして涼やかに山芋のお豆腐、かんぴょうやミョウガ、胡瓜と合わせれば、なんだか宝石のような顔。

 暑くなってくると、さっぱり系のお野菜がいいですね。



2011/6/29(Wed) 白く背伸びの シライトソウと ナルコユリ

  ちょうどお座敷の縁側の真ん前。池のほとりに毎年出るシライトソウとナルコユリ。もう少しすると、オレンジ色のフシグロセンノウも。

 この場所は、カタクリ、ショウジョウバカマ、キスゲ、フタマタイチゲ、ギボウシ、ツワブキ、ススキも常連で、次々に日光の四季の山野草を眺められる絶好の昼寝どころ(?)

 お食事が終わったら、ゆっくり畳に寝転がって伸びでもしてくださいね。



2011/6/29(Wed) ザゼンソウの 上に鎮座す モリアオ君

  池の掃除をしていたら、ザゼンソウや水芭蕉の葉っぱの上にモリアオガエルが見え隠れ。最近は、夜通し合唱していると見えて、昼間は眠たそうにぼーっとしています。

 個体の大きさによって、声のトーンが違うのですが、これはわりと小ぶりなので優しいかわいい男の子かな。ラブソングでのプロポーズは成功したのでしょうか?



2011-06-19

2011/6/19(Sun) 新しき 地に新しき 泉湧く

  震災の影響で、庭の井戸の水脈が変わったせいか、一時池の水が枯渇しました。池には高井家名物モリアオガエルほかいろいろな生き物が…。そこで、新たに井戸を掘るために5月の末に地鎮祭をしました。

 二荒山神社の神主さんにご祈祷していただいて、大工事の始まり。古い庭園はもう掘れないので、駐車場に新しい井戸を掘り、パイプで池に配水します。



2011/6/19(Sun) めざすのは 地下30メートルの 水の道

  大きなさく泉機で、2週間かけて掘りました。よい水を得るために、近くを流れる大谷川の水面より下をめざし、30メートルの深さまで。

 このあたりは地下に石があるので、さく泉も難航しました。ご近所からは「温泉出ましたか?」との声が。長いこと大きな音でご迷惑をおかけしました。

 ところで、「さく泉」の「さく」は鑿(のみ)という難しい漢字だそうです。なるほど、のみでコツコツ砕いて削っていくのですね。



2011/6/19(Sun) 土を盛る 手のぬくもりが 伝わるか

  職人さんたちが竹組みの上から、手で土を塗っています。壁土を水でよく練って、少しずついたわるように塗りこめる様子は、まさに傷ついた蔵に手当てを施しているようでした。

 これで完全に乾くまで待って、次の工程に進むのだそうです。気が遠くなるような作業ですね。



2011/6/19(Sun) いにしえの 工法たどり 蔵修復

  明治42年築の蔵の壁も震災で損壊し、やっと修復が始まりました。崩れた石を取り除き、壁土の前に竹で下地を作ります。



2011-06-13

2011/6/13(Mon) あらたうと 消えた5月の 花の宴

  もう6月も半ば。5月の庭ではさまざまな花が咲きました。PCの故障で「日光だより」アップできず、いちばん美しい季節をお便りできなくて申し訳ありませんでした。

 蔵は壊れても、けなげに咲き続ける紅八重枝垂桜です。4月下旬からゴールデンウィークにかけて咲きました。今年は遅かった!



2011/6/13(Mon) どうしたの 一人でそんなとこ カキツバタ

  なぜだか池の中の小さな苔島に咲いたカキツバタ。仲間は水の中でのびのび。

 これから、四季咲き。しかもひとつの茎に花芽は3個。11月までどんどん咲き続けます。

 左上から水道のホースが…。そうです、地震で井戸が枯れて、このあと高井家では大変な事件が!



2011/6/13(Mon) 薄紙の ような黄色い 牡丹たち

  今年は遅ればせながらもいろいろな牡丹が咲きました。この黄色い牡丹は、まるで小学校の運動会の入場門についている薄紙で作ったお花のようです。

 なんだか、なつかしなーヽ(^o^)丿



2011/6/13(Mon) 長く青く 甘く咲くのは 藤の花

  実は、3月11日の震災で藤棚も崩壊したのでした。本当に大変な年です。

 でも、新しく架け替えた藤棚で、例年より妖艶に咲いてくれました。あ-、これが咲くと秋に葉が落ちるまで、お庭番の忙しい季節の始まりです。



2011/6/13(Mon) これが噂の玉の輿帳尻草

  やっと花開いた人生の花!?そうです。おかみのたかみがつけた名前はタマノコシチョウジリ草。地味な葉っぱがある日、突然美しく清らかなブルーのデビュー。苦節のあとの人生の帳尻。

 本当の名前は、チョウジソウです(笑)。丁子の実に似ているからかな。

 左にちょこんと咲いているのは「白雪草」。にくい組み合わせじゃないですか。えー、こら。まるでディズニーの世界ですね。



2011/6/13(Mon) ガンバレ日本がんばれお母さんつつじ

  小来川の人から頂いた「お母さんつつじ」。軒下なのに今年も咲きました。フタマタイチゲの花の群生に埋もれています。



2011/6/13(Mon) やっとこさ 今年も元気に 紅生姜つつじ

  つつじも遅かった。自然はなんでもかんでも遅れてる。でも、梅雨は早い。地球はいったいどうしてしまったのかな。



2011/6/13(Mon) いつもなら 母の日祝う 牡丹たち

  今年はゴールデンウィークをすっかり過ぎてもつぼみが固かった薄紅牡丹。やっと咲いたのが5月20日ごろ。



2011/6/13(Mon) ひっそりと アケビの花や 実はいずこ

  今年はアケビの花がたくさん咲いて、花のあとは小さな実のような形になったのですが、いつのまにかなくなってしまいました。

 昔の高井家の庭ではたわわな実が見られたというのですが…。これも5月初めの写真です。



2011/6/13(Mon) クマガイソウ たずぬる人に 笛の音が

  今年も平家物語の伝説を思い出さなくちゃ、と9代目に謡の本を借りました。熊谷直実がうら若き笛の名手「敦盛」を討たなければならなかった苦悩です。

 アツモリソウというのも似ていますが、やはりもうちょっと可憐な感じ。5月27日の写真です。



2011/6/13(Mon) 延齢草 二人で一緒に いつまでも

  なぜかいつも2本が寄り添って咲くのは、なぜでしょう?

延齢草なんていい名前ですよね。



2011/6/13(Mon) 日を浴びて 黄色いカタクリ 華やかに

 5月初め。ピンクよりずっと遅いです。これははかなげな日本のカタクリと違い、西洋品種なんだそうですね。そういわれてみると、ハイカラな風情が…



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