2009-07-23

2009/7/23(Thu) 芋がらも 切子の上で すまし顔

  ブルーの切子の器にお酢の物。酢橘もきりりと搾って。

生平ゆばで巻かれた茶色いロール。芋がらです。

 お日様に干された素朴な香りと、帆立と胡瓜のみずみずしさ。京都の千鳥酢のまろやかさがよく似合います。茗荷も出てきてこんにちは♪

 ちょっと撮影用に、お盆の上に庭の蕗の葉っぱの緑を添えておめかし。



2009/7/23(Thu) 高枝の実は 植木屋さんを 待っていた

  これは、ちょっと前の軒先の梅の木。実がたわわに実っても枝が高くて採れませんでした。そのうち黄色く熟してポトンポトン。もったいないなぁ~。

 海の日の連休にもかかわらず、植木屋さんが数日来てくれました。庭の木々がすっきりサッパリ。それにしても、雨と太陽でぐんぐん伸びる植物の生命力には驚かされます。



2009/7/23(Thu) 梅ゼリーの 季節はとろり 夢の中

  青梅の季節は短かった。じっくり甘く煮梅にして、煮汁もゼリーにして上にかければ夏のデザート。なめらかで甘酸っぱい梅の舌触りが体に良さそうです。

 でも、あっという間に過ぎていく透明な季節に、なんだか胸もキュンとなるのでした。



2009/7/23(Thu) 氷砂糖 今年の夏を 閉じ込めて

  高井家では食前酒に自家製梅酒をお出しすることがありますが、最近は運転のお客様も多いので、梅ジュースも作ります。

 青梅をきれいに洗い、冷凍庫で一晩凍らせます。そして、あくる日、いきなり氷砂糖で閉じ込めてしまうのです。梅が解凍されながら氷砂糖と溶け合って、実から梅のエキスがじわ~っと沁み出します。

 その濃縮された味は、一年たってから氷水で割って飲むと、暑気払いに最高! 

 梅酒のほかにも、お酢で漬けた梅サワーや、ウヰスキーで漬けた梅ウヰスキーなどいろいろ。しかも、来年まで待つ、というところがいかにもスローでいいですねー。



2009-07-16

2009/7/16(Thu) 季節はもう キノコ・サミット してたのか

  そのイグチなんとかのお隣にも、えのき茸のようなキノコがヒョロヒョロ。本当にか弱い風情。

こちらも、あっという間に消えてなくなってしまいました。

 夏の始まり、だと思っていたら、自然界はもうキノコの季節なんでしょうか。



2009/7/16(Thu) 幸せは 美味しいきんつば 作ること

  大女将が丹波の大納言をコトコト煮て、あんこを練り固め、それを六方焼きにしています。

甘すぎず、固すぎず、しっとりと。お口でほどける小豆の香り。

 きんつば作りは手間もかかりますが、何よりも「美味しい!」と言われた時の、大女将のうれしそうな顔。

誉められると、どんどん作っちゃうところが素敵です。



2009/7/16(Thu) いにしえは 胡瓜解禁 お天王さん

  先日、町内で八坂祭が行われました。以前は神輿も出て、法被姿の男衆も見られたのですが、町内も過疎化で神事だけとなりました。その昔、夏になると疫病が流行ったので、その災いを沈めるために八坂大神様にお願いしたそうです。

 高井家では、毎年、玄関先にお天王さんにお供えを飾ります。胡瓜と、何故か自家製きんつば。

昔は、八坂祭を過ぎなくては胡瓜を食べられなかったそうで、今のように一年中の野菜ではなかったのですね。

 でも、きんつばは、何故なんだろう…?



2009/7/16(Thu) 名も知らぬ キノコの味を 想像す

  竹やぶの近く、苔の間からあちこちニョキニョキ。2,3日したらとけてしまいました。笠の表はきれいな栗饅頭色。裏はフカフカの抹茶シフォンケーキのようです。

 調べたところ、どうやらイグチ茸の仲間で、ヨーロッパでは珍味で人気があるそうです。

 でも、いいや。やめとこ。例年、山伏茸の出る木の下なのですが、今年はじめてのご対面。来年出たら、食べてみよう。



2009-07-09

2009/7/9(Thu) 方丈を 出でて見上げる 山月夜

七夕の夜遅く、月明かりに誘われて茶室から庭に出ると、山の上に思いがけず満月が…

最近、隠居がましく閉じこもっていて、世の中の移り変わりから遠く離れているばかり。霧降では、芸術家が月を見るために木のテラスを作ったとか。行ってみたいなぁ。

金谷さんに続く大黒山の上の月。雲の間に見え隠れ。

静かでした。



2009/7/9(Thu) 待つ時を 追い越す音速 ジェット竹

  どんどん生えて、縁の下。倉庫の床も突き破って天井まで。ぐるっと曲がって家の中で勝手に七夕まつりやっていたみたい。

 今日は、九代目に頼んで苦竹(まだけ)の切り出し。赤ちゃん筍は、椀だねにも、煮物にも、てんぷらにもGoodです!九代目の話では、毎年生える日を「まだ?まだけ~?」と待つので、「まだけ」というのだとか(笑)。

 お夕飯は、鱸とお豆腐と一緒に鍋の中。ほろ苦くて、コリコリして…美味しい♪



2009/7/9(Thu) 天をつく 雨後の苦竹の 伸び盛り

 苦竹、と書いて「まだけ」と呼びます。庭のお稲荷さんの前に、小さな竹やぶがあります。梅雨時、一晩たって見に行くと、あっという間に背丈ほどの細ーい筍が生えています。一週間も放って置こうものなら,ぐんぐん伸びて3階建ての屋根を越す勢い。

 ジャックと豆の木に負けません!



2009-07-07

2009/7/7(Tue) 七夕や 逢瀬の主は カエルかな

長い間ご無沙汰しておりました。もう7月。今日は七夕です。久しぶりに池の掃除をしておりましたら、ヤマアカガエル君と遭遇。カメラと同じぐらいの大きさです。

今年はあまり鳴き声を聞きませんでしたが、彼女は見つかりましたか?それとも、この子は女の子なのでしょうか?

天の川は見えそうもない天気ですね。



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