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2009-09-09

2009/9/9(Wed) 天高く 雲も旅路を 急ぐ朝

  9月になって、運動会のお知らせも届き始めました。朝起きて快晴の空には、スピード感あふれる雲が…

 この刷毛ではいたような雲は、「空の名前」(高橋健司著)によると、巻雲(けんうん)と呼ばれる仲間だそうです。せわしない日常に追いかけられながらも、こうして空など見上げていると、つくづく秋だなぁーと感じます。

 どこか旅に出たくなりますね。



2008-11-03

2008/11/3(Mon) 来るたびに 御橋や紅葉や 日の光

 今日は文化の日。3連休の最後の日でした。久しぶりに歩いて西町から駅まで「小旅行」をしてみました。すると、町にはたくさんの観光のお客さまが! 神橋のところにさしかかると、さすが、人気の世界遺産。皆さん、携帯のカメラで記念撮影。あ~、しまった~。デジカメ持ってくれば良かった…

 連休中は、社寺のライトアップもあって、三脚までかついだ本格的なカメラマンさんたちが夜まで見かけられました。

 紅葉と、すぐそばにはクラシックな金谷ホテルのたたずまい。そしてこの美しい朱塗りの橋。なるほど。ここが日光のランドマークたる由縁ですね。



2008-10-19

2008/10/19(Sun) 秋晴れや 社も紅をさす 大祭

 17日は、東照宮の秋の大祭。千人行列が行われました。お天気に恵まれ、多くの参拝・見物のお客様が訪れ、歴史絵巻を堪能しました。

 そのにぎやかな表参道から少しそれて、旧社務所の前にさしかかると、そこは人通りもなく静かで別世界のよう。今は美術館として公開されていますが、ここから、滝の尾道に通じる裏道は、華やかな参道とは又違った趣のある日光の散策が楽しめるかもしれません。

 落ち着いた佇まいの美術館の門からのぞく紅葉が、通りかかる人を芸術の秋へいざなっているかのようです。



2007-11-23

2007/11/23(Fri) 限りある 命の花か 紅葉映ゆ

  三連休になりました。今日は勤労感謝の日。日光二荒山神社では新嘗祭があり、9代目も白いネクタイで参列しました。昨日から冷え込み、今朝は霜も降りました。暖かい秋に油断していたら、一気に冬。北の国では大雪が降ったそうです。

 これは、高井家の庭の一番東の奥の紅葉です。落ち葉掃きをしながら携帯で撮影。夕陽に照らされて、燃えるような赤でした。赤くなったり、黄色くなったりするのは、葉っぱの中のアントシアニンとかカロチノイドの作用で…なんていうと風情がないですが、秋も深まり木々が鮮やかに変身を遂げる日々は、せつないことばかり。まるで、自然は命を振り絞って最後の美しい姿を私たち人間に見せてくれているかのようです。



2007-10-22

2007/10/22(Mon) 日の光 瑞穂の秋を 寿ぎて

  高井家の蔵の前で朝日に輝いているのは、日光産コシヒカリ。その名も「たしろ産地のお米」。塩野室町の田代恵一さんという方が、無農薬で作っているお米です。無農薬というのはとても手間隙がかかり、本当に少ししかできない貴重なものだそうです。ありがたい新米。炊き上がりはツヤツヤ。噛むほど甘く、日本人に生まれてよかった~と実感します。

 この干した稲穂の束は、もうすぐ米寿のお祝いをするお客様のために、特別に稲刈り直後に届けていただきました。

 掛け軸は「寿」。床飾りはたわわに実った稲穂。いいなー。喜んでもらえるでしょうか。



2007-10-10

2007/10/10(Wed) 青空に 赤い実笑う ナナカマド

  奥日光・湯の湖畔にすっくと立っているのは、可愛らしい赤い実のナナカマド。いつのまにやら、こんなに色づいていました。

先週末は好天に恵まれ、日光は大勢のハイキングのお客様で賑わいました。

 温暖化のせいか、紅葉の訪れも例年より遅いのではと言われていますが、朝晩の冷え込みを考えると、ちゃーんと、いつもどおりにやってくるような予感が。湖の水面はキラキラしながら、紅葉を映す日を今から待ちかねているようです。



2007-09-24

2007/9/24(Mon) 幸の湖の 秋は行く雲 寄せる波

  暮れなずむ男体山の雲。千手ヶ浜の岸辺に寄せる波の音を聞きながら、後姿の高井家九代目はなにやら物想いにふけっているようです。「わしの人生もこうしてくれていくのじゃな…」とでも思っているのでしょうか。じつは、「今夜は何を食べようかな。」と考えていたのでした。

 久しぶりの休日、こうしてほっとする自然が身近にあるというのは幸せです。「貴婦人」という名の白樺がある小田代ヶ原では、大雨の後、3年ぶりの幻の湖が出現していましたが、それを知ったのは帰宅してからのTVのニュース。通りかかった時は「あれー、水溜りが出来てるよー。」程度の感想。やっぱり風流には程遠い私たちでした。反省。



2006-11-18

2006/11/18(Sat) 枯葉舞う 140キロ西へと 帰る道

  今日は久しぶりに宇都宮へ出かけました。午後からは、会議が2本も入っていたので、お昼過ぎには高速ですっ飛ばして…

 沿道の紅葉もそろそろ見納めです。冬支度というのに、西に帰る道は、曇り空で霞もかかって男体山もよく見えません。まるで春先のような感じです。

 今年は暖冬になるのでしょうか。それとも一気に冬に突入か。なんとなく嵐の前の静けさ、のような静かな午後でした。西に向かって走る時は、いつも何か忘れ物をしたような気がします。人生の忘れ物かなぁ…



2006-11-02

2006/11/2(Thu) 雅なる 日光の午後 観楓会

今日は輪王寺境内にある逍遥園という日本庭園で、観楓会がありました。日光では、春の観桜会と並んで、紅葉をめでる行事は盛んで、社寺だけでなくいろいろな場所で行われます。今年の紅葉は遅い、早い、赤がいい、黄色がいいと、毎年ながら新たな気分で、その美しさに感嘆するのです。

輪王寺逍遥園は小堀遠州作といわれる回遊式の庭園で、ゆったりとした池の周りの楓も、とりどりに色づいてとてもきれいでした。

九代目はお出入り業者の会の幹事長なので、おかみのたかみは今日は大女将と一緒に「嫁姑そば」を売りました。この間まで「夫婦そば」と冷やかされましたが、今度はしょっぱいかな…



2006-10-17

2006/10/17(Tue) 天高く 駒も麗し 千人行列

 今日は東照宮の秋季大祭でした。毎年、春と秋の大祭には江戸時代の絵巻そのままに千人行列が行われます。鎧や兜、鎗、鉾など武士やお供の装束をつけた千人もの人々が、午前と午後の2回、東照宮からお旅所まで通ります。徳川家康の遺骨を、久能山から日光山に移す時の行列の再現だそうです。
 江戸時代は、神道と仏教がまだ混合でしたから説明のアナウンスを聞くと、様々な道具や当時の日本の衣服の様子が面白い!この写真の立派な方は宮司様。白馬に緋色の飾りが映え、とても美しかったです。


2006-10-06

2006/10/6(Fri) 含満の 流れに吟行 秋深し

ここは含満ヶ淵(憾満ヶ淵)。雨の日は水量も多く人影もなく、隠れた名所です。昔、弘法大師が経を読み、対岸に筆を投げて凡字を刻んだという言い伝えが(本当に岩に凡字が)あります。元禄時代には松尾芭蕉もここを訪れています。なるほど、エメラルド色の急流に削られた巨石群。岸辺に佇めば、つい詩心が…

「轟々たる水音我が心を磨くただ岸壁を洗わず」むむむむ。「秋なれば愚者も庵に漢詩めく」ぷぷぷぷ。傍らの並び地蔵さん達が笑っているような気がして、思わず振り返ってしまいました。



2006-10-05

2006/10/5(Thu) 水の地の 100年の碑に 紅葉添う

  いよいよ秋がやってきました。日光では紅葉は観に行くものではなくて、紅葉のほうでやってくるものなのです。ラッキー君を連れて裏山を散歩すると、ところどころ彩づき始めました。

 これは日光水力発電第一世紀記念モニュメントです。100年前に建設された東京電力として現存する最初の水力発電所を記念して1993年10月に建立と書いてあります。華厳の滝をかたどったモダンアートが、静かな山あいにとても素敵。足元のドウダンツツジが紅くなってきました。いつもひっそりとして誰もいない不思議な広場です。

 日光の水は美味しいだけでなく、こんなところでも役に立っていたんですね!感謝。



2006-09-26

2006/9/26(Tue) いのち継ぐ 大地に今朝も みどり生ふ

昨日9月25日は、新日光市の合併記念式典でした。今年の3月20日に5市町村がひとつになって、はや半年。一段落したところで、内外の関係者を招待して、盛大なセレモニーが行われました。この合併により、日光市は日本で3番目の大きさを持つ市に!式典では新しい日光の素晴らしさをを讃える国会議員など何人もの来賓の方々の祝辞が続き、行政関係者はその門出を祝いました。

しかし、その晴れやかさに反して、将来への漠然とした不安を感じたのは私だけでしょうか?帰り道、旧日光地区の森にたたずみ、空を見上げると…朽ち果てた巨木の根。伸びやかに枝を伸ばす若木。しっとりと大地を包むみどりの苔。確実にいのちは受け継がれている姿に、少し慰められました。



2006-09-15

2006/9/15(Fri) 千年の 石垣歩む 余裕かな

  秋の長雨が少し上がりました。ひさしぶりに早朝の山内を歩いていたら、巨大ナメクジ発見。あまりの立派さにおもわず九代目に指差してもらいました。人間様にはうっとおしい雨の毎日も、ナメクジさんには快適なお湿りの日々だったのでしょうか。

 場所は輪王寺本坊近くの石垣。苔むした歴史の壁をじくじくと歩むその姿は、原始の生物のゆとりさえ感じられますね。実は前の晩、山内のレストランでワインを飲んで置いてきた車を取りに行く途中だったのですが(夫と2台も!)、思わぬナメクジさんとの出会いに「今日ものんびり行こう!」と二人でスローライフを誓ったのでした。



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