2006-09-11

2006/9/11(Mon) 昔から 真っ赤な顔して 立っている

  懐かしいー。これは日光市山内のとある寺院の門前にある現役のポストです。昔の道具というのはなんとなく暖かいですね。ここに投函したら、郵便やさんのおじさんが運んでくれる、という光景が眼に浮かびます。できたら日光市内全域でこのポストになればいいのになー。日光は歴史があってやさしい町、というイメージづくりにぴったりですよね。

 今、日光市のまちづくりコンサルティング事業というプロジェクトが、関東運輸局の主導で始まりました。観光産業の推進というものものしいタイトルですが、ただの金儲け戦略ではなくて、原点は、訪れる観光のお客様に喜んでもらいたい、ということを忘れないで欲しいですね。



2006-09-05

2006/9/5(Tue) 旅便り 香りも高き 茶壷かな

  ただいまー。しばらく旅に出ていました。これは日光ではなくて、お茶で有名な宇治の駅前のポストです。思わず旅の便りを入れたくなる、というよりは、中を覗いて見たくなるジョークです。

 そうですかー。2001年に早くも市制50周年を迎えていたのですね。その記念に作られたと書いてあります。京都は歴史の都のわりに革新的なところが素敵。観光のインフラもたいへん進んでいました。まさに、日本一の国際観光都市ですね。

 さて、日光でこういうご当地ポストを作るとしたら、さしずめ見ざる・言わざる・聞かざるの3猿でしょうか?それとも巻き湯波かなー。華厳の滝の上から入れて滝つぼに入る、というのは?なんか旅の疲れが…



2006-08-27

2006/8/27(Sun) 幸の湖の 暮れゆく空に 誰か呼ぶ

  8月末。中禅寺湖畔。夕暮れ。秋風。誰もいなくなったボート乗り場に座っていると、どこかで誰かが呼んでいるような…

 娘とその友達が、足こぎスワン・ボートに乗りたいというので来ました。夏休みも終盤の夕方なので、寂しそうなスワンちゃん達が岸辺に繋がれています。大学生の娘たちは青春真っ只中ですが、おかみのたかみは、つい過ぎ越し日々を回顧してしまうこのごろ。あー、人生の夏も短かったなー…

 あまりにも静かな湖面を見ていたら、西の空の向こうに浄土が待っているのを実感した次第でござりまする。



2006-08-22

2006/8/22(Tue) 空蝉や 忘るるほどの 痛みかな

  あーあ、夏も終わりになるというのに、庭ではまだ蝉の抜け殻があちこちに。背中が割れて、なんだか痛そう。さぞかし変態の作業はたいへんだったでしょうに、こんなにもあっさりと殻を置いていってしまうものなのでしょうか。今さらゆく夏を惜しんで力の限り鳴いたとしても、暑苦しいだけ。蝉さん、あの魅惑にみちた夏の始まりはもう二度と戻ってこないんだよ…

 この間まで、私も新しい形にあこがれていましたが、さりとて古い殻を何処に始末しようかと考えると、やっぱり情けなくいつまでも過去を引きずってしまいます。捨てられないものですね。この蝉の抜け殻も、今年は貰い手が無く、袋にたまっています。



2006-08-19

2006/8/19(Sat) ぼんぼんと 待ったれ盆は ただ3日

このうたは義母から聞いた言葉です。田舎の人にとってあんなに大騒ぎして待ち遠しかったお盆も、あっという間に過ぎてしまいました。日光も都会から県内に家族が戻ったり、またお盆休みがとれた家族連れで連日にぎわいました。

とくに二荒山神社の神橋が修復され、一般公開されるようになってから、日光橋のたもとはいつでもたくさんの観光客がおとずれています。好評のためオープン期間も11月末まで延長されました。これは渡橋記念のおみくじで、つい立ち止まりたくなりますねー。今まで市内で旅人が憩える場というのがなかったので、これからも美しい橋を見ながら「さて次はどこへ行こうかな」とほっと一息つける場所であり続けて欲しいものです。



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