2006-09-19

2006/9/19(Tue) ふらんすを 想いつふらんす 懐石を食む

  社寺の境内近く、歴史を感じさせる洋館がいくつかレストランになっています。ここは「ふじもと」さん。「明治の館」「尭心亭」、霧降の「山のレストラン」、金谷ホテルのふもとの「みはし」などと同じ系列です。どの店舗も、それぞれに違った魅力で、いつも感心するのは働いている若い方達の笑顔が爽やかなこと。おかみのたかみも見習いたいと思います。

 「ふじもと」の名は、輪王寺の古い宿坊「藤本院」の跡地に由来するそうです。昔のお坊さんが、今ではフランス懐石を食べにたくさんのお客さんが訪れている、と知ったら驚くでしょうね。私もフランスへ行ってしまった娘のことを想いながら、お箸でいただいています。



2006-09-16

2006/9/16(Sat) 眼を閉じて からだの声に こころ聴く

今日から東照宮晃陽苑で、ヨガのリトリートが始まりました。2泊3日の集中講座です。インストラクターは国際的に有名なガブリエラ・ギュビラロ師です。かなり本格的なレッスンですが、エクササイズもさることながら彼女の的確で暖かい指導の言葉が、体を通じて心に響きます。初心者のおかみのたかみも頑張ってトライしてみました。

師いわく「今は出来なくても、体が覚えていて、いつか私の言ったことがわかるようになります」Oh!これは岡倉天心が100年前に「茶の本」に著した茶道の極意と同じではないか!そうだ、なにごとも結果ではなく、過程にこそ真理があるのだ。確かなパワーをもらいました。ふみさん、分けてあげるよ。



2006-09-15

2006/9/15(Fri) 千年の 石垣歩む 余裕かな

  秋の長雨が少し上がりました。ひさしぶりに早朝の山内を歩いていたら、巨大ナメクジ発見。あまりの立派さにおもわず九代目に指差してもらいました。人間様にはうっとおしい雨の毎日も、ナメクジさんには快適なお湿りの日々だったのでしょうか。

 場所は輪王寺本坊近くの石垣。苔むした歴史の壁をじくじくと歩むその姿は、原始の生物のゆとりさえ感じられますね。実は前の晩、山内のレストランでワインを飲んで置いてきた車を取りに行く途中だったのですが(夫と2台も!)、思わぬナメクジさんとの出会いに「今日ものんびり行こう!」と二人でスローライフを誓ったのでした。



2006-09-11

2006/9/11(Mon) 昔から 真っ赤な顔して 立っている

  懐かしいー。これは日光市山内のとある寺院の門前にある現役のポストです。昔の道具というのはなんとなく暖かいですね。ここに投函したら、郵便やさんのおじさんが運んでくれる、という光景が眼に浮かびます。できたら日光市内全域でこのポストになればいいのになー。日光は歴史があってやさしい町、というイメージづくりにぴったりですよね。

 今、日光市のまちづくりコンサルティング事業というプロジェクトが、関東運輸局の主導で始まりました。観光産業の推進というものものしいタイトルですが、ただの金儲け戦略ではなくて、原点は、訪れる観光のお客様に喜んでもらいたい、ということを忘れないで欲しいですね。



2006-09-05

2006/9/5(Tue) 旅便り 香りも高き 茶壷かな

  ただいまー。しばらく旅に出ていました。これは日光ではなくて、お茶で有名な宇治の駅前のポストです。思わず旅の便りを入れたくなる、というよりは、中を覗いて見たくなるジョークです。

 そうですかー。2001年に早くも市制50周年を迎えていたのですね。その記念に作られたと書いてあります。京都は歴史の都のわりに革新的なところが素敵。観光のインフラもたいへん進んでいました。まさに、日本一の国際観光都市ですね。

 さて、日光でこういうご当地ポストを作るとしたら、さしずめ見ざる・言わざる・聞かざるの3猿でしょうか?それとも巻き湯波かなー。華厳の滝の上から入れて滝つぼに入る、というのは?なんか旅の疲れが…



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