2006-09-26

2006/9/26(Tue) いのち継ぐ 大地に今朝も みどり生ふ

昨日9月25日は、新日光市の合併記念式典でした。今年の3月20日に5市町村がひとつになって、はや半年。一段落したところで、内外の関係者を招待して、盛大なセレモニーが行われました。この合併により、日光市は日本で3番目の大きさを持つ市に!式典では新しい日光の素晴らしさをを讃える国会議員など何人もの来賓の方々の祝辞が続き、行政関係者はその門出を祝いました。

しかし、その晴れやかさに反して、将来への漠然とした不安を感じたのは私だけでしょうか?帰り道、旧日光地区の森にたたずみ、空を見上げると…朽ち果てた巨木の根。伸びやかに枝を伸ばす若木。しっとりと大地を包むみどりの苔。確実にいのちは受け継がれている姿に、少し慰められました。



2006-09-20

2006/9/20(Wed) わいわいと 語る日光の明日 いかにせむ

国土交通省のバックアップで、日光の観光まちづくりコンサルティング事業の会議が、いよいよ始まりました。山本雄二郎・高千穂大学教授や野口智子・ゆとり研究所所長をメインに各旅行会社のお歴々が集まって、日光の現状・問題点から検討しなおします。しかし、3時間にもおよぶ会議自体は混沌としたもので、雑然とした資料に目を通すだけでくたびれました。まるで今の日光を暗示しているかのよう。

話は変わりますが、おかみのたかみが生まれたのは、東京杉並の高千穂大学のすぐ裏。善福寺川のほとりです。鈴木清順そっくりの山本教授のお顔を拝見しながら、会議の間じゅうオーティス・レディングのI was born by the river♪が聞こえてきました。



2006-09-19

2006/9/19(Tue) ふらんすを 想いつふらんす 懐石を食む

  社寺の境内近く、歴史を感じさせる洋館がいくつかレストランになっています。ここは「ふじもと」さん。「明治の館」「尭心亭」、霧降の「山のレストラン」、金谷ホテルのふもとの「みはし」などと同じ系列です。どの店舗も、それぞれに違った魅力で、いつも感心するのは働いている若い方達の笑顔が爽やかなこと。おかみのたかみも見習いたいと思います。

 「ふじもと」の名は、輪王寺の古い宿坊「藤本院」の跡地に由来するそうです。昔のお坊さんが、今ではフランス懐石を食べにたくさんのお客さんが訪れている、と知ったら驚くでしょうね。私もフランスへ行ってしまった娘のことを想いながら、お箸でいただいています。



2006-09-16

2006/9/16(Sat) 眼を閉じて からだの声に こころ聴く

今日から東照宮晃陽苑で、ヨガのリトリートが始まりました。2泊3日の集中講座です。インストラクターは国際的に有名なガブリエラ・ギュビラロ師です。かなり本格的なレッスンですが、エクササイズもさることながら彼女の的確で暖かい指導の言葉が、体を通じて心に響きます。初心者のおかみのたかみも頑張ってトライしてみました。

師いわく「今は出来なくても、体が覚えていて、いつか私の言ったことがわかるようになります」Oh!これは岡倉天心が100年前に「茶の本」に著した茶道の極意と同じではないか!そうだ、なにごとも結果ではなく、過程にこそ真理があるのだ。確かなパワーをもらいました。ふみさん、分けてあげるよ。



2006-09-15

2006/9/15(Fri) 千年の 石垣歩む 余裕かな

  秋の長雨が少し上がりました。ひさしぶりに早朝の山内を歩いていたら、巨大ナメクジ発見。あまりの立派さにおもわず九代目に指差してもらいました。人間様にはうっとおしい雨の毎日も、ナメクジさんには快適なお湿りの日々だったのでしょうか。

 場所は輪王寺本坊近くの石垣。苔むした歴史の壁をじくじくと歩むその姿は、原始の生物のゆとりさえ感じられますね。実は前の晩、山内のレストランでワインを飲んで置いてきた車を取りに行く途中だったのですが(夫と2台も!)、思わぬナメクジさんとの出会いに「今日ものんびり行こう!」と二人でスローライフを誓ったのでした。



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