2006-11-02

2006/11/2(Thu) 雅なる 日光の午後 観楓会

今日は輪王寺境内にある逍遥園という日本庭園で、観楓会がありました。日光では、春の観桜会と並んで、紅葉をめでる行事は盛んで、社寺だけでなくいろいろな場所で行われます。今年の紅葉は遅い、早い、赤がいい、黄色がいいと、毎年ながら新たな気分で、その美しさに感嘆するのです。

輪王寺逍遥園は小堀遠州作といわれる回遊式の庭園で、ゆったりとした池の周りの楓も、とりどりに色づいてとてもきれいでした。

九代目はお出入り業者の会の幹事長なので、おかみのたかみは今日は大女将と一緒に「嫁姑そば」を売りました。この間まで「夫婦そば」と冷やかされましたが、今度はしょっぱいかな…



2006-11-01

2006/11/1(Wed) 四季咲きの 花忘れずに 紅葉待つ

  高井家の庭のあやめは今満開。春の写真ではありません。後ろに色づいたドウダンツツジが見えます。そうです、5月にも歌ったあのアヤメが、再々度咲きました。四季咲きといって、春、夏、秋、そしてもう霜が降りるか、という頃まで咲いてくれます。

 最近、紅葉シーズンでおかみのたかみも超忙しく、日光NEWSをなかなか更新できずじまい。気がつけば、いつのまにか紅葉前線もいろは坂を下り、御用邸あたりまで迫ってまいりました。

 これから1週間ぐらいは、山内の二社一寺付近もだんだん彩づいてくることでしょう。連休中は国道の渋滞が心配ですが、たまには車を降りて歩いてみるのも良いかもしれませんね。


(2021/1/16追記)この投稿の花は、アヤメではなく、カキツバタでした。


2006-10-26

2006/10/26(Thu) 日足伸ぶ 午後の畳の 目を数え

 秋の含満ヶ淵(憾満ヶ淵)へ行く途中で、畳屋さんの前を通りかかりました。かわいい~!ちっこくていろいろな形の畳。う~む、考えましたなー。

この近くには、外国人に人気のホテルがあります。きっとこの道を歩きながら、「オー、タタミマット!」と言うかどうかわかりませんが、こんな小さな畳でもれっきとした和の世界。きっとよいおみやげになるでしょう。マイスター高畑畳店えらい、バンザイ!

昔、秋も深まってくると窓からさしてくる日足が、日ごと伸びてくるのを、畳の目を数えながら実感しましたっけ。あの午後の暖かさまで思い出します。



2006-10-20

2006/10/20(Fri) 岩かげや 小さいくせに 大文字草

  今日は一日中、庭仕事。朝から夕方暗くなるまで、本当にご苦労様でした(自分をねぎらってどうするのかいな)。秋になると、桜や藤の葉がみんな落ちるまで心休まず、毎日、箒を放棄することは出来ません(かなり疲れている)。

 今、高井家の池の周りには白い雪のような大文字草がたくさん咲いています。春はユキノシタ。秋は大文字草。よく似た葉と花ですが、大文字草はジーっとみると漢字の”大”の形の花弁です。小さくてヒョロヒョロしているのですが、結構長持ち。紅葉の季節なのに、どことなく暖かい午後にぴったりでした。こうしてみるとなんだか偉そうな態度ですね。



2006-10-17

2006/10/17(Tue) 天高く 駒も麗し 千人行列

 今日は東照宮の秋季大祭でした。毎年、春と秋の大祭には江戸時代の絵巻そのままに千人行列が行われます。鎧や兜、鎗、鉾など武士やお供の装束をつけた千人もの人々が、午前と午後の2回、東照宮からお旅所まで通ります。徳川家康の遺骨を、久能山から日光山に移す時の行列の再現だそうです。
 江戸時代は、神道と仏教がまだ混合でしたから説明のアナウンスを聞くと、様々な道具や当時の日本の衣服の様子が面白い!この写真の立派な方は宮司様。白馬に緋色の飾りが映え、とても美しかったです。


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