17日は、東照宮の秋の大祭。千人行列が行われました。お天気に恵まれ、多くの参拝・見物のお客様が訪れ、歴史絵巻を堪能しました。
そのにぎやかな表参道から少しそれて、旧社務所の前にさしかかると、そこは人通りもなく静かで別世界のよう。今は美術館として公開されていますが、ここから、滝の尾道に通じる裏道は、華やかな参道とは又違った趣のある日光の散策が楽しめるかもしれません。
落ち着いた佇まいの美術館の門からのぞく紅葉が、通りかかる人を芸術の秋へいざなっているかのようです。
17日は、東照宮の秋の大祭。千人行列が行われました。お天気に恵まれ、多くの参拝・見物のお客様が訪れ、歴史絵巻を堪能しました。
そのにぎやかな表参道から少しそれて、旧社務所の前にさしかかると、そこは人通りもなく静かで別世界のよう。今は美術館として公開されていますが、ここから、滝の尾道に通じる裏道は、華やかな参道とは又違った趣のある日光の散策が楽しめるかもしれません。
落ち着いた佇まいの美術館の門からのぞく紅葉が、通りかかる人を芸術の秋へいざなっているかのようです。
お客様から、紅葉情報。そうです。地元に住んでいながら、いつもお客様に日光の自然だよりをいただくのです。謝々。
今は、中禅寺の竜頭の瀧がきれいだそうですよ!
いや~、それにしても、朝晩の風が冷たくなったと思ったら…
紅葉前線もいよいよ目覚めたのですね。今朝は、山を渡る鹿の鳴く声が、すぐ近くで聞こえました。
高井家の庭でも、楓や八汐つつじの葉が、あっという間に色づき、池の周りでは、大文字草、ホトトギス、秋明菊が満開。なんと、いつもの四季咲きの杜若も咲いています。ミニ神橋の上では、青銅の鹿さん夫婦が仲良くデート。なかなかいいですな。
10月になってから早や一週間。忙しい日々ですが、衣更えの季節です。初袷。毎年、軽やかな単衣を脱いで、しっとりとした袷に包まれるたび、日本の女性に生まれた悦びを感じます。
そして、衣更えは着物だけでなく、座敷のしつらいも一新です。暖簾を麻から木綿へ。座布団も夏物から冬物へ。簾はしまって障子に取り替え。
ちょうどお天気も爽やかなので、大女将と一緒に、頑張って障子の張替えをしました。真っ白な障子は本当に気持ちが良いですねー。おかげさまで、また新たな気持ちでおもてなしができそうです。
とても幸せな秋の午後。なんだか、本当の四季の始まりは、秋ではないかと思うくらい、新鮮な日光の風です。
おかみのたかみは、初めて骨董品やさんで買い物をしてみました。柏の葉文様の朱漆の小皿です。
谷崎潤一郎ではないですが、漆の輝きは、魅力的ですね。木のあたたかみと、漆のやさしいぬくもりが手のひらに伝わってきます。おかげさまで胡麻豆腐もいっそう美人に見えるではありませんか。
収穫の秋、食欲の秋ですが、こういうお買い物の収穫もまた楽しいものですなー。ふむふむ。
でも、蔵をよく見たら、うちにも同じようなものが…。やっぱり、まず、うちにあるものを整理整頓しなくちゃいけないかも。
高井家の広間で結婚披露宴がありました。驚いたことに、新郎新婦の初の共同作業は、ケーキカットならぬ「羊羹カット」!
金箔を散らした大きな水羊羹にナイフを入れました。これから始まるお二人の、甘い生活を思い起こさせるような、なかなか気の利いた演出ですね。
当店では初めてです。実は、当日の朝になって知らされたので、器やナイフは急遽準備しました。いつもは和風オードブルの盛り合わせをする木製の盛台。パン切り包丁に、真っ赤なリボンをアレンジして。
列席の皆さんに幸せを分かち合っていただけて、本当に良かったですね。