いつもはつぼみのうちに古銅などにかしこまって入れる牡丹。
あんまり見事に開いたので、ドサッと青い染付の古い壺に入れてみたら…。
貫禄ですねー。
やはり、花の女王と言われるだけあって華やかです。
ちなみにこの壺、大女将が梅干を入れていたものでした!
いつもはつぼみのうちに古銅などにかしこまって入れる牡丹。
あんまり見事に開いたので、ドサッと青い染付の古い壺に入れてみたら…。
貫禄ですねー。
やはり、花の女王と言われるだけあって華やかです。
ちなみにこの壺、大女将が梅干を入れていたものでした!
今、日光市内では桜回遊のイベントが盛んです。
東町よりひと足遅れて西町にも桜がやってきました。
高井家の庭の紅八重枝垂れ桜も満開です。
ずっとお天気が悪かったので、つぼみから八分までのいい咲き加減の見頃が残念でしたが、久しぶりの晴れにやっと間に合いました。
昼の桜を見上げても美しいのですが、夜桜はなおさら。
お客様がお帰りになったあと、外灯に照らされた植え込みの新芽の緑、宵闇に浮かび上がる枝垂れ桜、なんともいえない美しさです。
大女将が縁側に腰掛けて、
「この世がこんなに美しいなんて。若い頃はわからなかったけど、なんだかお名残惜しいねぇ」
とひとこと。
ほんとだね、お母さん。
私もこの頃つくづくそう思います。
咲いた時からもう散る心配の桜。
もう会えない人のことを思い出してせつなくなる気持ちに似ています。
みんながお祭りに夢中になっている二荒山神社の境内に、人知れずそっと咲いている小さなすみれの花。
見物の人たちに踏まれないかと心配しました。
今日の日を待っていたかのような綺麗なすみれ色。
本当に小さかったですよ。
来年もまた会えるかな。
4月17日。弥生祭例祭午後。
二荒山神社の拝殿の奥の神様にもっとも近づいてお囃子を奉納します。
普段は社殿をつないでいる渡り廊下を上げて、ぐるっと拝殿を回ります。
お手伝いのため客殿にいたために、思いがけず裏の方から見物することができました。
羽織袴姿に山高帽をかぶった各町内の重鎮が、宮司さんにご挨拶していく古式ゆかしい様子は、なんとも言えない日本の伝統を感じます。
裃に日光下駄の若衆(わかいし)達も、腰上げをした着物姿の男の子達もまことにクールでした!