2008-05-28

2008/5/28(Wed) 蛙鳴く 雨雲近く 風重く

  毎日、毎日、蛙の合唱が絶好調です。今、高井家の庭の池では、モリアオガエル、シュレーゲルアオガエル、そしてやや弱気になってきたヤマアカガエルの混声大合唱です。コロコロrrr、クルクルrrr、ホエェ~♪てな感じ。

 池の掃除をしていたら、シュレーゲルアオガエル君に出会いました。最近は彼等の声が一番威勢がいいみたい。蛙さんたちが喜んで鳴き始めると、どこからともなく雨雲が近づいてきて、風が湿ってくるのが分かります。日光では、いろいろな行事やお祭が続きましたが、一段落しておかみのたかみも、すっかり庭の仲間になってしまいました。



2008-05-16

2008/5/16(Fri) 縁側で 緑一服 夏茶碗

  風薫る。という言葉がぴったりの午後。お座敷の窓を大きく開け、新緑の美しい庭を眺めながら、お抹茶をいただきました。昨日買ったばかりの新しい茶碗は、蛍夏草丸紋の夏茶碗。少し気が早いですが、結構なお服加減でございます。五月の風の昼下がり。爽やか~♪そのものでした。

 向こうに見えるのは、100年以上も前の大灯籠。自然石の上に火屋がついています。笠のてっぺんには、飛んできたいちいの木の種子から新芽が…大きく成長したら、どうなるのでしょうか。



2008-05-12

2008/5/12(Mon) 母の日の メールに携帯 温まる

  母の日に、子どもから「お母さんありがとう」というメールが届きました。たったそれだけの言葉が、心温まる贈り物。携帯までも、ぬくもりが…実は、庭仕事が多いので、いつでも携帯は肌身離さず。着信音で手に取る時は、すっかり自分の体温で温まっているのです。

 今年は、牡丹がたくさん咲きました。このような大輪が40個も!一年のほとんどをじっくり開花の準備をして、咲く時はいっせいに「わっ!」と驚かすように咲き誇ります。大女将はお仏壇に一番花を。高井家では、母の日の花というと、カーネーションではなくて牡丹なのですね。



2008-05-05

2008/5/5(Mon) かきつばた 真直ぐに青の したたりぬ

端午の節句です。今日の日にあわせて「かきつばたの君」から、みごとな杜若と菖蒲が届きました。外はいよいよ若葉の盛り。この潔い立ち姿の青い花を見ていると、自然に元気が湧いてきます。水もしたたる美少年の面影の、華やかさと凛々しさのおかげでしょうか。

それにしても、今年もこどものいない子どもの日です。兜を飾っても、みんな大人になって忙しそう。湯菖蒲の葉を頭に巻いて、一緒にお風呂に入った日が懐かしく思い出されます。子育ての季節は、案外短かったのかもしれませんね。



2008-05-02

2008/5/2(Fri) 青楓 ゆれる招福 名刺かな

  講談社から、長友啓典さんの「成功する名刺デザイン」という本が出ました。トモさんは、黒田征太郎さんと共に、K2というデザイン事務所を主宰していらっしゃる有名なアートディレクター。この本には彼がデザインした100人の名刺が載っています。そこにはそうそうたる著名人の方々が…

 トモさんの名刺は福を呼ぶ、と言われますが、実は、その名刺に泥を塗らないように本人が努力するからだそうです。

 なんと光栄なことに、高井家九代目の名刺も登場。レトロな書体に、青楓をかざして、なんとも粋な風情です。しかもこの楓は、秋になると、真っ赤な紅葉バージョンに変わるのです。

 でも、九代目はもったいなくて、よほどのことがないと使えないそうです!



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