2006-04-22

2006/4/22(Sat) 高麗の 土懐かしむ たなごころ

  韓国からお客様がいらっしゃいました。ロータリークラブのGSEプログラムの皆さんです。運送業・デザイナー・国税庁・福祉関係と様々な分野の方が日本の関連施設を視察するスタディツアーです。日光はちょっと息抜きで東照宮見学や茶道体験でした。東照宮は朝鮮通信使など韓国との交流の歴史は古く、茶道も中国伝来ですが、多くの日本文化の源と同様に焼き物は朝鮮半島を経て伝わってきました。

 今日は、私が3年前に韓国で求めてきた茶碗でお茶を点てました。高麗とは高貴で麗しい国という意味であると昔習いましたが、韓国の方は美男美女が多いですね!(テレビの見すぎ?)

 お国の方が掌に乗せてそのしっくりとした手触りを楽しんでくださり、茶碗もさぞかし喜んだことでしょう。



2006-04-19

2006/4/19(Wed) 香港的 美味樂旅 熱烈歓迎

  2月に日光のゆばを取材に来てくださった香港の新聞の記事が送られてきました。たまたまスキー合宿の資金調達のため店を手伝いに帰ってきた娘がちゃっかりと写っています。中国語は読めないのですが(たぶん広東語でしょうか?)、栃木県への旅を宣伝してくれているのでしょう。

 もともとゆばは中国から来たものですが、こうしてルーツの大陸に紹介してもらえるのはとてもうれしいことです。栃木県は、温泉・食べ物・奥日光の自然・世界遺産と観光資源に恵まれています。このことを再確認して私たち地元民も頑張らねば。

 香港も何度か訪れましたが、とても素敵なところです。「また、行きたい!」…きっと、これがホスピタリティの原点ですね。



2006-04-17

2006/4/17(Mon) 弥生祭 大神おはす 會所かな

 いよいよ日光二荒山神社の弥生祭です。昨日も書きましたが今日は日光市内は各町内から花家体が繰り出し、いっせいに山内目指してお囃子と共に裃姿の若い衆が練り歩きます。子供たちは昔ながらの日本髪を結い晴れ着に身を包み、家体に乗って一日中笛や太鼓を奏でます。春の歓びに酔うその様子はポスターや写真でよく見かけることがあるでしょう。

 その反面、過疎化が進んだ町内では子供も若い衆もいなくなり、付け祭りといわれるこの家体の行列に参加することが出来ません。しかし祭礼としてのしきたりは途絶えることはなく、本町も無人の會所に二荒山大神だけがひっそりと…御神酒の陰で本町の提灯はその寂しさ・悔しさに泣いているように見えます。



2006-04-16

2006/4/16(Sun) 放菴忌 祭囃子を 遠く聞く

  神橋の近く旧日光小学校跡地に小杉放菴記念日光美術館があります。放菴は明治・大正・昭和にかけて洋画、日本画、書、短歌などで活躍し、日本の近代美術史に大きな足跡を残しました。酒を愛し「未醒」という雅号を持つところは恐れ多くも高井家先祖の酒袋にも相通ずるものが…

 毎年4月16日の放菴忌は、二荒山神社弥生祭宵祭りの日であるため日光市内は花家体が繰り出し華やかな祭囃子があふれています。そんな時ひっそりとした小倉山の杉木立の下にある放菴のお墓をお参りすると、まるで今にも風に乗って笛の音が聞こえてきそうです。

 そういえば彼は「おわら風の盆」の唄の作詞者でもあることを思い出しました。



2006-04-10

2006/4/10(Mon) 影ながら 花待ちわびる 夏ズイセン

  高井家の庭の花シリーズ第3弾。これは何の葉っぱでしょう?4月に葉っぱだけフサフサと伸び、そのうち溶けて無くなってしまいます。夏休みのある朝、何もなかった地面からニョキニョキと長い茎を持つ彼岸花のような形のピンクのつぼみが…

 「夏ズイセン」といいます。育ち方がミステリアスなわりにシンプルな名前。昔、子供が夏休みの宿題に観察日記をつけました。ものさしを立てて毎日写真を撮ったら、何と一晩で15cmも伸びました!親も感動。

 この写真の影はゴールデン・レトリーバーの愛犬ラッキー君です。彼は、こうして日向ぼっこしながら見守ってくれています。



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