2007-04-21

2007/4/21(Sat) 御祥忌や 三代様に ホー法華経

  昨日の4月20日は、徳川三代将軍、家光様の御祥忌でした。輪王寺の大猷院で法要が行われ、輪王寺一山の僧侶たちの声明が霊廟に響きます。高井家の九代目も参列いたしました。家光様は1651年に48歳の若さでなくなりましたが、初代将軍家康を「親方様」と呼んで、心から尊敬していたそうです。

 毎年、4月は開山会、強飯式、弥生祭、御祥忌など社寺の行事が続き、日光は本格的な行楽シーズンを迎えます。やっと陽気もよくなって、うぐいすや野鳥たちもにぎやかに歌い始め、高井家の庭の花たちも次々に咲き出しました。



2007-04-20

2007/4/20(Fri) モリアオの 初鳴きくじく 寒さかな

  寒いよー。本当に寒かった!弥生祭の翌日も雪が降りました。せっかく春が来たと喜んだのもつかのま。日光は再び冬になってしまいました。庭の花たちや生き物も戸惑っています。

 そーです!今年も目覚めました。高井家名物、モリアオガエルの合唱!今年の初鳴きは4月12日でした。なんと去年と同じです。よくまあ、カレンダーもないのに正確だこと。ただ、12日のあと、寒さのぶり返しでしばらくお休み。今夜から復活しました。

 きっと鳴いてはみたものの、「あれ?季節をまちガエル?」と言ったかどうか…写真は去年の木登りモリアオ君。今年はまだ声だけの再会です。



2007-04-17

2007/4/17(Tue) 若い衆の 袴正しく 弥生祭

  今日は氏神様、二荒山神社の弥生祭でした。あいにくの雨で寒い一日となりましたが、とどこおりなく神事、つけ祭りとも執り行われました。日光地区の東西12町内から花家体が献備され、お囃子が奉納されます。

 昼どきには、神社境内において「名刺交換」という町内ごとの使者の挨拶まわりを受ける儀式があります。普通は膝まずいて口上を述べるのですが、雨天の時は立ったまま受けるのを初めて見ました。

 これは、西町当番町の大工町さんのハンサムな「若いしさん」が礼儀正しく使者を待っているところです。かっこいいなー。



2007-04-15

2007/4/15(Sun) 心あらば 所作にあらわる 形かな

  どうでしょう。とてもこれが初めての茶道体験とは思えないくらい、ビシッと形が決まっています。フランス人国際交流員のロマンちゃんのお母様です。ご家族で日光にお見えになりました。 一度見ただけで、このような姿勢ができるなんてさすが。きっと、すぐに心を集中させることが出来る方なのですね。

 ちょうどミシュランガイドの日本版のお話も出て、それではということで、このあと化け地蔵や東照宮を見学することになりました。ロマンちゃんは、日光のことをよく勉強していて、東照宮のことは私よりも詳しいぐらいです。本当にえらいですねー。やっぱりDNAが優秀なのかなー。



2007-04-12

2007/4/12(Thu) ミシュランの 星の便りや 桜咲く

  去年の5月に、フランスの格付けガイドブック、ミシュランが初めて日本に取材に来たことを書きましたが、いよいよ、そのガイドブックがフランスで4月4日に発売されました。日光は、京都や奈良などと並び、観光地として三ツ星。

 なんと、その日光のなかでも特に見逃してはならないベスト3に、東照宮と大猷院、化け地蔵、そして高井家が選ばれました!思わず、クリスタ記者さんとの日本文学談義に花を咲かせた1年前の夜のことを思い出してしまいました。

 ちょうどフランスにいる娘が訳してくれたのですが、秋には英語版も。これをきっかけに日光に外国のお客様がたくさん訪れてくださるとうれしいですねー。ちょっと責任重大ですが…



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