2007-08-14

2007/8/14(Tue) 陽を浴びて 力強く センノウの朱

  これは高井家の庭のど真ん中で咲いているフシグロセンノウの花です。本来は木陰などにひっそりと朱色の花弁をゆらす山野草なのですが、なぜか、この1輪だけはすくすくと日向に咲いて、その風情はどう見ても「夏の太陽なんかにまけないぞ!」という逞しさ。

 茎の葉がついている節のところが黒くなっているので、フシグロという名前がついています。私がこの花をすきな理由は、娘が小さい時に初めて着せた浴衣の柄が、この花だったからです。可愛い女の子も、今では同じようにすっかり逞しくなって…

 それにしても、今年の日光の夏は珍しく夕立もありません。夕べは金谷さんで盆踊りがあり、お囃子の音が夜風に乗って聞こえてきました。



2007-08-06

2007/8/6(Mon) 老犬や 夏に毛皮も 楽じゃない

 夏もすっかり本番となり、暑い日々が続きます。3日には古河電工の和楽踊り(大正天皇行幸啓記念が発祥)。4日には船禅頂(中禅寺湖畔にて日光開山の祖・勝道上人の霊跡めぐり)。日光ならではの行事も続いています。

高井家の庭では、毎日、蝉の抜け殻やヤゴの抜け殻が見つかり、夜には虫の鳴き声も。早や秋の気配さえ漂ってきました。そんな中で、ヒマ犬ゴールデンのラッキー君は、涼しい場所を求めてあちこちで昼寝しています。

御年13歳。人間で言えば80歳以上でしょうか。歳のわりに立派な毛並み。しかし、脱げない、というのは気の毒ですなぁ。



2007-08-01

2007/8/1(Wed) 夏雲に 梯子かければ 男体山

  いよいよ8月!今日から一週間、男体山登拝祭。今朝のご来光は、近年にない快晴であったそうです。高井家九代目も、二荒山神社のお供で登り、葱と鮪をかついで31日は泊り込みで山頂でご奉仕しました(?)。

 気象庁も関東甲信越の梅雨明けを、ついに正式に宣言したそうです。また、高井家の庭では、昨日から、やっと植木屋さんが入ることが出来、夕立もなく2日間かけてチョキチョキ。なが~い梯子をかけて、地下足袋で身軽に手入れする職人さんの姿は、本当に見ているだけでスカッとしますね。かっこいいな。

 親方~、男体山、見えますか~?



2007-07-30

2007/7/30(Mon) こだまする 水の記憶や 無人プール

このあいだ訪れた日本最古のホテル・金谷さんのプール。残念ながら水は入っていませんでした。今年の夏の長雨の影響はこんなところにも。プールの隣には、昔の天然氷のスケートリンクもありますが、今は池になって、おたまじゃくしが泳いでいます。

金谷ホテルの歴史を偲ばせる写真展が、「龍宮 」"Dragon Palace"という会場で展示されています。金谷ホテルの記録は、明治時代からの国際的避暑地日光の歴史、日本の近代の足跡でもあります。

身近にこのような由緒あるホテルが現在でも活躍していることに、地元民として深い感銘を覚えます。



2007-07-29

2007/7/29(Sun) 滝を見に 蛇も散歩の 夏休み

 竜頭の滝沿いの遊歩道にて、蛇さんを発見。体長1メートルぐらいのおっとりとした蛇さん。滝のマイナスイオンを浴びに来たのでしょうか。

 都会からの修学旅行の子供たちも集まってきて、大騒ぎ。外国人観光客も写真を撮っていました。「蛇に会うのはお金持ちの予兆」と、昔どこかで聞いたような気がします。本当ならうれしいですね。

「ヘビ。長すぎる」と言ったのは、ルナールでしたが、本当に不思議。お散歩もミステリアス。



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