5月5日に間に合うように、美しい人から、今年も青々とした菖蒲とかきつばたが届けられました。この花を見るたび、感謝と共に元気が湧いてきます。
よし!頑張ろう!と思うのであります。
お座敷の前のニッコウキスゲ、咲きました。毎年、6月1日の
先々代の命日にあわせるかのように咲きますが、今年もちゃんとお供え出来ました。
高井家では代々、なぜか6月の仏様が多いのです。朝露に濡れた明るい黄色のこの花を見ていると、その粒々にご先祖様が映っているような気がしてなりません。(- -)
1週間前、やっと藤の花が終わりました。藤の花が咲き出すと、心が千々に乱れるのです。花芽は出たか。弦は伸びたか。花は咲く。上から下へ、たわわに下がる。風が吹く。雨が降る。咲けば散る。そして花が終われば、実にならないうちに切り取って、葉が出れば、葉影の緑に染まりながら、空を見上げる。葉が散れば、毎日続く掃き掃除。
そうです。藤の花と葉の季節は、店の一番忙しいシーズンと重なるからでした。
2年前にお客様からいただいたツツジ。今年初めて咲きました。ピンク色の、先が分かれてクルクルカールの優しい花弁。なんていう名前?と聞いたら、「お母さんが大事にしているので、うちではお母さんツツジ、と言うのよ。」とのこと。
それから高井家でも、お客様に聞かれるたび「お母さんツツジです」と、まじめにお答えしております(笑)。