「日本料理 日光 高井家」の日々の出来事をつらつらと。
暮れとは思えないぐらい暖かい朝です。高井家でも新年の準備が大体整いました。庭の敷き松葉、蹲と井戸の青竹だけですっかり新年らしく。松飾り、注連飾りも首尾よく完了。
こうして、毎年毎年、同じことを繰り返しながら、年のあらたまる手続きを踏んでいくと、メビウスの輪のように終わりのない永遠の時の流れの中にいることに気づかされます。
「去年今年貫く棒のごときもの」…と詠んだのは高浜虚子でしたっけ。うまいこと言うなぁ。でも高井家の場合。やはりぐるっと目がまわるうちに年が明けている、という情けなさです。
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