高井家駐車場の青楓から見上げる久しぶりの青空。
ずーっと梅雨が続いていました。
もう青空なんて永久に見られないのでは、と思うくらい。
しかし、このあといきなり35度以上の猛暑が続きました。
今度は太陽が恐ろしい。
と、思ったら台風11号で大雨。
15℃以上、気温が上がったり下がったり。
この頃、ちょうどいい塩梅で、というお天気がまるでないような気がします。
地球はどうかしちゃった、て本当なんですね。
高井家駐車場の青楓から見上げる久しぶりの青空。
ずーっと梅雨が続いていました。
もう青空なんて永久に見られないのでは、と思うくらい。
しかし、このあといきなり35度以上の猛暑が続きました。
今度は太陽が恐ろしい。
と、思ったら台風11号で大雨。
15℃以上、気温が上がったり下がったり。
この頃、ちょうどいい塩梅で、というお天気がまるでないような気がします。
地球はどうかしちゃった、て本当なんですね。
この白雪草も、草取りのおじちゃんが…。
今はありません。
もし、来年出てきたら、何としてでも種を確保せにゃ。
おかみのたかみだけでは間に合わないので、草取りをお願いすることもあるのですが、やはり山野草に興味がない人にはただの草。
名前を書いた棒を立てたりしてはいるのですが、なにしろあまりにも忙しい時期で、ずーっとそばについていられないし…。
でも、自然の力は偉大だから、また来年会えるっしょ。
山野草種から育てる花咲かばあさんパート2.
5月中旬。去年の秋のけしの実のようなフシグロセンノウの種も撒きました。
こんなに発芽するなんて。
撒くのが遅かったので、今年は花が咲かないかもしれませんが、試験的に庭のあちこちに植えようと思います。
楽しみ。
今年は、おかみのたかみの新しいプロジェクトが始まりました。
「山野草を種から育てる」
去年の秋に採っておいた丁字草の棒みたいな種を撒きました。
すると、わー、こんなに!
ファミリー、って感じ。
そうかー。こうやって種からも増やせるんだ。
今までは株分けしかやったことがありませんでした。
そういえば、先日見えたお客様がお茶の先生で、
「山野草は3年ぐらいはごきげんよく咲いてくれるんだけど、いつのまにかいなくなっちゃうのよね。」
とおっしゃってましたっけ。
これからは種を採っておこう!
そして、花咲かばあさんになるんだ!
綺麗な水色の丁字草。
今年は株分けして、離れたところにも咲きました。
別名タマノコシチョウジリソウ(大女将曰くです!)
地味な葉っぱが長いこと育って、ある日美しい花嫁さんみたいなブルーの花を開く、という事で、勝手に名付けました。
人生帳尻が合うように、てね。
やっと復活してきた庭のトキワナズナ。
在りし日の…ということは、今ではもうありません。
今年は草取りのおじさんが雑草と間違ってきれいに抜いてしまったのです。
ショック。
何年か前にも同じことがあり、今年は久しぶりに増えてきたと思ったのに…。
今は100歳を超えるお茶の恩師がその昔、「これは学名をホーストニアと言うんやで」と教えてくれました。
先生はご健在です!
トキワナズナの又の復活を祈りましょう。
去年の大雪で全壊した藤棚。
2回の再建工事を経て、生き返りました!
例年になく美しい花の房をつけて蔵の前を彩ります。
きっと、みんなに大丈夫かなと心配されて、植木屋さんにも優しくされて、愛が伝わったのでしょうか。
この藤の花が咲くと、秋に葉が落ちるまで、おかみのたかみはほとんど庭におります。
地面とお話しながらね。
今年は28株になったクマガイソウ。
なんだか例年より早いなぁ。
いつもは順繰りに咲くのですが、今年はいちどきに咲いてしまいました。
床の間の籠に活けようと思って近づいて、ハサミを入れる順番を思案中。
本当は花を枯らして種がこぼれるのを待つほうが良いのでしょうが、こんなに咲いているから大丈夫ですよね。
今までは山草好きのお客様たちの顔を思い浮かべながら、それぞれのご予約の日程に合わせてちょうどよい咲き頃の花を選ぶが恒例だったのに。
う~む、どれにしようかな。
今、高井家の庭は牡丹の花が満開です。
連休中の暖かさで、一気に咲きました。
朝、まだまだ固いと思っていたつぼみが、本当にあっという間にいっせいに開いたのです!
花が目覚めたのか?
それとも自分が目覚めたのか?
庭の向こうの山の緑も見上げるたびに萌え揺らぎます。
もう、鶯なんて朝からケキョケキョ、キョロロロ~♪
声につられて窓辺を見ると、すぐそばのイチイの木の枝で鳴いています。
「テープですか?飼っているのですか?」
都会のお客様によく聴かれますが、
「いた、いた!あれが鶯なんだ~」
と妙にその姿の地味さに感心していらっしゃるのが面白いです。
写真ではただのツツジに見えますねー。
指も写せばよかった。
小指の爪ほどの花です。
あんまり小さいので、コンペイトウツツジと呼んでおります。
高井家の庭ではこの他に、バナナ色のバナナツツジ、小来川のお母さんにもらったお母さんツツジ、美味しそうな真っ赤な紅生姜ツツジ、目立たなくてどこに咲いてるかわからない迷子ツツジなど、変な名前のツツジが咲くのであります。
ゴールデンウィークも終わり、山石楠花の花を摘み取る九代目。
背が高いので脚立がいらず、本当に便利。
いつもは庭仕事なんか滅多に手伝ってくれないのですが、特別にお願いしてなんとか。
なぜ、庭仕事が嫌いかって?
ショージくんは蛇が大の苦手。
お庭の季節は蛇さんの季節。
何年か前にお会いしてから、庭は眺めるものだ、と言い訳しています。
今、日光市内では桜回遊のイベントが盛んです。
東町よりひと足遅れて西町にも桜がやってきました。
高井家の庭の紅八重枝垂れ桜も満開です。
ずっとお天気が悪かったので、つぼみから八分までのいい咲き加減の見頃が残念でしたが、久しぶりの晴れにやっと間に合いました。
昼の桜を見上げても美しいのですが、夜桜はなおさら。
お客様がお帰りになったあと、外灯に照らされた植え込みの新芽の緑、宵闇に浮かび上がる枝垂れ桜、なんともいえない美しさです。
大女将が縁側に腰掛けて、
「この世がこんなに美しいなんて。若い頃はわからなかったけど、なんだかお名残惜しいねぇ」
とひとこと。
ほんとだね、お母さん。
私もこの頃つくづくそう思います。
咲いた時からもう散る心配の桜。
もう会えない人のことを思い出してせつなくなる気持ちに似ています。
4月14日。
池の方からククククという蛙の声が。
夜になると、玉を転がすようなモリアオガエルの鳴き声が聞こえてきました。
そうか。
今年の初鳴きは4月14日かー。
毎年4月10日頃に鳴き始めるのですが、ちょうど時ならぬ雪でびっくりして引っ込んでしまったのかもしれません。
次の日、暖かになった庭で、アケビの花が咲いているのに気づきました。
よかった!まだ寒い頃、枝を掃除してツルを巻き直した新芽を心配していましたが、たくさん花をつけました。
庭の花や生き物たち。
よく忘れないで季節を知らせてくれることに感謝。
高井家の春の庭本番。
すっかり霜柱も消え、雪の心配もなくなるころ高井家の庭に春がやってきます。
今年のヤシオツツジは早かったー。
例年より10日早いかな。
いつもは二荒山神社の弥生祭の頃に咲くのですが、今年は町中でもすっかり咲いています。
お祭りのお囃子の音が聞こえてくる季節。
初鰹も恋しい季節。
子供たちの新学期の準備に忙しい季節。
様々な思い出をのせて、あたたかな風が吹いてきます。
高井家の庭。春の使者その3。
ショウジョウバカマが満開です。
しかも庭のあちこちに!
なんだか今年はいろんな花の株が増えています。
去年に比べて雪が少なかったせいか、庭の花たちも伸び伸びしています。
お花も咲き始めは初々しくて色もきれい。
そして集まると賑やか!
まるでお年頃の娘さんのようですね。
高井家の庭。春の使者その2。
水芭蕉も三月末から咲き始めました。
今日は外国のお客様がいらっしゃるので、事前に庭の花の名前を予習しなくちゃ、というこで辞書。
水芭蕉…。Water Lily でどうかな?
水辺に咲く清楚な白い花だもんね。
あった!あれ?
……Skunk Cabbage。
スカンクキャベツ?
あんまりだなー。本当?
高井家の庭。春の使者その1。
今年はカタクリの株が増えて、どんどんお座敷の前まで行進中で、可憐な姿を見せてくれています。
でも、花が目立つまでは小さな芽なので、雪解けや霜解けの直後はわからなくて踏んづけたりして…。
ごめんね。
と謝ると、いいえ大丈夫です、と頷いているような姿です。