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2010-03-24

2010/3/24(Wed) 春の夜の 主役はりっぱな 花豆か

  あちこちから桜の便りが聞こえてきますね。ご覧下さい。この花びらのお皿の上の巨大な花豆。群馬県産のお土産です。煮る前も大きかったのですが、煮てみたらもっとおっきい!

 甘くてたっぷりとした栄養満点なお味。どうやら宅配はしてくれないようです。現地まで買いに行かなくちゃいけないのでしょうか。もう一度食べたいなぁ…



2010-03-21

2010/3/21(Sun) 水ぬるむ 頃に目覚める 藍の色

  雪がとけて、春の陽射しがまぶしくなってくると、器も土のものから爽やかな磁器が恋しくなってきます。

 藍染めの器は一年中を通して素敵ですが、この季節になると、はっとするほどみずみずしくよみがえり、お料理がすっきりと映えます。



2010-02-28

2010/2/28(Sun) ひれ酒で 鍋で刺身で ふぐ三昧

  寒さがまだあるうちに、ふぐを思いっきり食べてみたいというご注文。ちり鍋の湯気で、窓ガラスが曇っちゃう。熱燗に、ひんやりとしたてっ刺し。いいですねぇ~。

 蔵から出してきた皿の箱書きを見たら、「安政五年」と書いてありました。あれ~;(^o^);

 ドキドキ。洗う時、割らないようにしなくちゃ。



2009-07-23

2009/7/23(Thu) 芋がらも 切子の上で すまし顔

  ブルーの切子の器にお酢の物。酢橘もきりりと搾って。

生平ゆばで巻かれた茶色いロール。芋がらです。

 お日様に干された素朴な香りと、帆立と胡瓜のみずみずしさ。京都の千鳥酢のまろやかさがよく似合います。茗荷も出てきてこんにちは♪

 ちょっと撮影用に、お盆の上に庭の蕗の葉っぱの緑を添えておめかし。



2009/7/23(Thu) 梅ゼリーの 季節はとろり 夢の中

  青梅の季節は短かった。じっくり甘く煮梅にして、煮汁もゼリーにして上にかければ夏のデザート。なめらかで甘酸っぱい梅の舌触りが体に良さそうです。

 でも、あっという間に過ぎていく透明な季節に、なんだか胸もキュンとなるのでした。



2009/7/23(Thu) 氷砂糖 今年の夏を 閉じ込めて

  高井家では食前酒に自家製梅酒をお出しすることがありますが、最近は運転のお客様も多いので、梅ジュースも作ります。

 青梅をきれいに洗い、冷凍庫で一晩凍らせます。そして、あくる日、いきなり氷砂糖で閉じ込めてしまうのです。梅が解凍されながら氷砂糖と溶け合って、実から梅のエキスがじわ~っと沁み出します。

 その濃縮された味は、一年たってから氷水で割って飲むと、暑気払いに最高! 

 梅酒のほかにも、お酢で漬けた梅サワーや、ウヰスキーで漬けた梅ウヰスキーなどいろいろ。しかも、来年まで待つ、というところがいかにもスローでいいですねー。



2009-07-09

2009/7/9(Thu) 待つ時を 追い越す音速 ジェット竹

  どんどん生えて、縁の下。倉庫の床も突き破って天井まで。ぐるっと曲がって家の中で勝手に七夕まつりやっていたみたい。

 今日は、九代目に頼んで苦竹(まだけ)の切り出し。赤ちゃん筍は、椀だねにも、煮物にも、てんぷらにもGoodです!九代目の話では、毎年生える日を「まだ?まだけ~?」と待つので、「まだけ」というのだとか(笑)。

 お夕飯は、鱸とお豆腐と一緒に鍋の中。ほろ苦くて、コリコリして…美味しい♪



2008-11-20

2008/11/20(Thu) 今日もまた 君に捧げる 愛の味

  忙しかった11月。ちょっと、一息。今日は、九代目が日光市の依頼で、女性サポートセンター特別講座「日本料理教室」の講師をつとめさせていただきました。日光料理店組合長としてのご指名でしたので、若手の組合員の森田秀夫氏のご協力を得て、秋の和食とデザートをご紹介。

 大根と海老の信田巻・菊花かぶら・茶碗蒸し・牡蠣御飯・抹茶プリン。日頃は無口な料理人たちも、市内の女性群に囲まれて、和気あいあいと講習を無事終えることが出来ました。帰宅した九代目いわく、味の決め手は「愛」。なんといっても一番の調味料だそうです!



2008-09-27

2008/9/27(Sat) 収穫は 陰翳礼賛 美味追求

  おかみのたかみは、初めて骨董品やさんで買い物をしてみました。柏の葉文様の朱漆の小皿です。

 谷崎潤一郎ではないですが、漆の輝きは、魅力的ですね。木のあたたかみと、漆のやさしいぬくもりが手のひらに伝わってきます。おかげさまで胡麻豆腐もいっそう美人に見えるではありませんか。

 収穫の秋、食欲の秋ですが、こういうお買い物の収穫もまた楽しいものですなー。ふむふむ。

 でも、蔵をよく見たら、うちにも同じようなものが…。やっぱり、まず、うちにあるものを整理整頓しなくちゃいけないかも。



2008-07-16

2008/7/16(Wed) 夏のもの 四角の中に 松花堂

  ある日のお出前の料理。松花堂弁当と、他に料理が何品かお供しました。この松花堂という箱は、もともとは農家の種子入れだった器を、江戸時代に松花堂昭乗という社僧が小物入れにしていたそうです。それを「吉兆」の創業者・湯木貞一氏が、お弁当箱として見立てたところ大評判になり、今日では松花堂弁当というスタイルで、茶会の天心などによく用いられます。

 さて、お弁当は箱に詰めるので簡単かと申しますと、実は、これがとても難しい。季節のものをそれぞれの風味を大切に調和よく、しかもいちどきに盛り込む。さらに、それを損なわないように運ぶ…。毎回、修行です。



2008-01-03

2008/1/3(Thu) あけまして美味しそうでございます

  明けましておめでとうございます。暦はいよいよ平成二十年。ネズミ年です。もう1月3日。おかげさまで高井家もおせち作りを大晦日の朝に無事終わり、やっと新年を迎えることが出来ました。

 おせちだけでなく、いろいろな準備が最後まで続き、本当に忙しい年の暮れでした。嬉しかったのは、大きくなった子供たちが帰ってきて、手伝ってくれたことです。暮れは高井家の年越しのしきたりを覚えることで重要なひと時。

 旧年中はたいへんお世話になりました。本当にありがとうございます。今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。



2007-01-01

2007/1/1(Mon) 限りある 現世の春 いつくしむ

あけましておめでとうございます!

いよいよ2007年の始まりです。おかげさまで、その昔大病をしたおかみのたかみも人生51回目のお正月を迎えることが出来ました。ついに高井家歴24年。大女将は嫁に来て52年。創業202年ですから、なんとそのうちの4分の1を切り盛りしてるのです!もう、こうなると高井家の人間国宝です。

毎年、お正月が来るたびに新しいスタートの春に感謝。おせち料理も美味しく出来ました。息子と姪っ子たちが帰ってきて手伝ってくれました。娘もフランスで新年を迎えていることでしょう。

今年もよろしくお願い申し上げます。


2006-03-15

2006/3/15(Wed) 老舗とは つねに新しき 明日かな

 明日から(16日から21日まで)東京池袋の東武百貨店で「日光・鬼怒川物産展」が催されます。18日からの特急スペーシア新宿乗り入れを記念して、これから日光がもっと近くになりますよ!というキャンペーンです。

 「日光老舗名店会」も若い人達が頑張って、羊羹・煎餅・佃煮など日光名物をいろいろ出品します。高井家も特製「虹鱒のいぶし焼」を初めて外部販売することになりました。そこで、おかみのたかみ自ら販促の写真を撮ろうとしたのですが…「お酒のつまみにぴったり」という場面を想定してリアリティを出すためにちょっと一口。おかげさまで昼間っから飲んでしまいました。いや、美味いのなんのって~。写真アップするとお酒が減っています。



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