あちこちから桜の便りが聞こえてきますね。ご覧下さい。この花びらのお皿の上の巨大な花豆。群馬県産のお土産です。煮る前も大きかったのですが、煮てみたらもっとおっきい!
甘くてたっぷりとした栄養満点なお味。どうやら宅配はしてくれないようです。現地まで買いに行かなくちゃいけないのでしょうか。もう一度食べたいなぁ…
あちこちから桜の便りが聞こえてきますね。ご覧下さい。この花びらのお皿の上の巨大な花豆。群馬県産のお土産です。煮る前も大きかったのですが、煮てみたらもっとおっきい!
甘くてたっぷりとした栄養満点なお味。どうやら宅配はしてくれないようです。現地まで買いに行かなくちゃいけないのでしょうか。もう一度食べたいなぁ…
雪がとけて、春の陽射しがまぶしくなってくると、器も土のものから爽やかな磁器が恋しくなってきます。
藍染めの器は一年中を通して素敵ですが、この季節になると、はっとするほどみずみずしくよみがえり、お料理がすっきりと映えます。
寒さがまだあるうちに、ふぐを思いっきり食べてみたいというご注文。ちり鍋の湯気で、窓ガラスが曇っちゃう。熱燗に、ひんやりとしたてっ刺し。いいですねぇ~。
蔵から出してきた皿の箱書きを見たら、「安政五年」と書いてありました。あれ~;(^o^);
ドキドキ。洗う時、割らないようにしなくちゃ。
ブルーの切子の器にお酢の物。酢橘もきりりと搾って。
生平ゆばで巻かれた茶色いロール。芋がらです。
お日様に干された素朴な香りと、帆立と胡瓜のみずみずしさ。京都の千鳥酢のまろやかさがよく似合います。茗荷も出てきてこんにちは♪
ちょっと撮影用に、お盆の上に庭の蕗の葉っぱの緑を添えておめかし。
青梅の季節は短かった。じっくり甘く煮梅にして、煮汁もゼリーにして上にかければ夏のデザート。なめらかで甘酸っぱい梅の舌触りが体に良さそうです。
でも、あっという間に過ぎていく透明な季節に、なんだか胸もキュンとなるのでした。
高井家では食前酒に自家製梅酒をお出しすることがありますが、最近は運転のお客様も多いので、梅ジュースも作ります。
青梅をきれいに洗い、冷凍庫で一晩凍らせます。そして、あくる日、いきなり氷砂糖で閉じ込めてしまうのです。梅が解凍されながら氷砂糖と溶け合って、実から梅のエキスがじわ~っと沁み出します。
その濃縮された味は、一年たってから氷水で割って飲むと、暑気払いに最高!
梅酒のほかにも、お酢で漬けた梅サワーや、ウヰスキーで漬けた梅ウヰスキーなどいろいろ。しかも、来年まで待つ、というところがいかにもスローでいいですねー。
どんどん生えて、縁の下。倉庫の床も突き破って天井まで。ぐるっと曲がって家の中で勝手に七夕まつりやっていたみたい。
今日は、九代目に頼んで苦竹(まだけ)の切り出し。赤ちゃん筍は、椀だねにも、煮物にも、てんぷらにもGoodです!九代目の話では、毎年生える日を「まだ?まだけ~?」と待つので、「まだけ」というのだとか(笑)。
お夕飯は、鱸とお豆腐と一緒に鍋の中。ほろ苦くて、コリコリして…美味しい♪
忙しかった11月。ちょっと、一息。今日は、九代目が日光市の依頼で、女性サポートセンター特別講座「日本料理教室」の講師をつとめさせていただきました。日光料理店組合長としてのご指名でしたので、若手の組合員の森田秀夫氏のご協力を得て、秋の和食とデザートをご紹介。
大根と海老の信田巻・菊花かぶら・茶碗蒸し・牡蠣御飯・抹茶プリン。日頃は無口な料理人たちも、市内の女性群に囲まれて、和気あいあいと講習を無事終えることが出来ました。帰宅した九代目いわく、味の決め手は「愛」。なんといっても一番の調味料だそうです!
おかみのたかみは、初めて骨董品やさんで買い物をしてみました。柏の葉文様の朱漆の小皿です。
谷崎潤一郎ではないですが、漆の輝きは、魅力的ですね。木のあたたかみと、漆のやさしいぬくもりが手のひらに伝わってきます。おかげさまで胡麻豆腐もいっそう美人に見えるではありませんか。
収穫の秋、食欲の秋ですが、こういうお買い物の収穫もまた楽しいものですなー。ふむふむ。
でも、蔵をよく見たら、うちにも同じようなものが…。やっぱり、まず、うちにあるものを整理整頓しなくちゃいけないかも。
ある日のお出前の料理。松花堂弁当と、他に料理が何品かお供しました。この松花堂という箱は、もともとは農家の種子入れだった器を、江戸時代に松花堂昭乗という社僧が小物入れにしていたそうです。それを「吉兆」の創業者・湯木貞一氏が、お弁当箱として見立てたところ大評判になり、今日では松花堂弁当というスタイルで、茶会の天心などによく用いられます。
さて、お弁当は箱に詰めるので簡単かと申しますと、実は、これがとても難しい。季節のものをそれぞれの風味を大切に調和よく、しかもいちどきに盛り込む。さらに、それを損なわないように運ぶ…。毎回、修行です。
明けましておめでとうございます。暦はいよいよ平成二十年。ネズミ年です。もう1月3日。おかげさまで高井家もおせち作りを大晦日の朝に無事終わり、やっと新年を迎えることが出来ました。
おせちだけでなく、いろいろな準備が最後まで続き、本当に忙しい年の暮れでした。嬉しかったのは、大きくなった子供たちが帰ってきて、手伝ってくれたことです。暮れは高井家の年越しのしきたりを覚えることで重要なひと時。
旧年中はたいへんお世話になりました。本当にありがとうございます。今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
あけましておめでとうございます!
いよいよ2007年の始まりです。おかげさまで、その昔大病をしたおかみのたかみも人生51回目のお正月を迎えることが出来ました。ついに高井家歴24年。大女将は嫁に来て52年。創業202年ですから、なんとそのうちの4分の1を切り盛りしてるのです!もう、こうなると高井家の人間国宝です。
毎年、お正月が来るたびに新しいスタートの春に感謝。おせち料理も美味しく出来ました。息子と姪っ子たちが帰ってきて手伝ってくれました。娘もフランスで新年を迎えていることでしょう。
今年もよろしくお願い申し上げます。