神橋の近く旧日光小学校跡地に小杉放菴記念日光美術館があります。放菴は明治・大正・昭和にかけて洋画、日本画、書、短歌などで活躍し、日本の近代美術史に大きな足跡を残しました。酒を愛し「未醒」という雅号を持つところは恐れ多くも高井家先祖の酒袋にも相通ずるものが…
毎年4月16日の放菴忌は、二荒山神社弥生祭宵祭りの日であるため日光市内は花家体が繰り出し華やかな祭囃子があふれています。そんな時ひっそりとした小倉山の杉木立の下にある放菴のお墓をお参りすると、まるで今にも風に乗って笛の音が聞こえてきそうです。
そういえば彼は「おわら風の盆」の唄の作詞者でもあることを思い出しました。