2007-04-01

2007/4/1(Sun) 開山の 祖をしのびつつ 古道行く

  今日は4月1日。「開山会(かいざんえ)」です。奈良時代766年に日光山を開山した勝道上人の命日です。東照宮裏の古道・滝尾道入り口近くの開山堂で法要が毎年執り行われます。そのお堂に裏には勝道上人のお墓があり、苔に包まれてひっそりと静かに眠っています。輪王寺一山の僧侶の鮮やかな僧衣が、まだ枯れ木の深山に美しく、読経の声も厳かに響きわたりました。

 うららかな春の木漏れ日を浴びながら、滝尾道の散策はいかがでしょうか。神橋から滝尾神社まで片道1時間ぐらい。だれもいない史跡めぐりもまた格別です。

 明日はいよいよ強飯式です。



2007-03-29

2007/3/29(Thu) 霧降の 滝を遠くに 午餐かな

霧降に「山のレストラン」という洋館があります。カナダ風の建物が高台にあり、バルコニーでも食事が楽しめます。春浅い見渡すかぎりの山々の中に、優美な滝の姿が。

「霧降の滝」。今から10年ぐらい前に、叔父の入江観という洋画家が、郵政省の依頼でこの滝の絵を描きました。その絵は50円切手として発売されましたが、原画の色と、印刷された切手の色合いがあまりにも違うのでびっくりしました。

霧降の滝は、静かな女性的な滝で、「山のレストラン」のさりげない暖かさのサービスを受けながらいただく昼食は、自然の景色と相まってなんともいえない贅沢です。



2007/3/29(Thu) 純白の 命の炎 水芭蕉

  高井家の庭の池の水芭蕉がいよいよ咲き始めました。暖冬だったとはいえ、今年は3月になり寒さがぶリ返してきたので例年よリ1週間遅れ。でも、今日はうららかな春の日。庭の花たちも急に忙しくなりました。

 いつも思うのですが、水芭蕉の花は、白い苞の形がまるでロウソクの炎のように見えます。水辺に清らかな姿で並んで咲く姿は、いっせいに水の精があちこちでポッと春の命をともしているように見えるのですが...

 可憐な花の白と、若い葉のみずみずしい緑との対照が美しいですね。



2007-03-25

2007/3/25(Sun) しもつかれ 供えて今年も 初午祭

  今日は、本町の初午祭でした。毎年、旧の初午に近い日にちに、町内各世帯のお稲荷さんをめぐって、二荒山神社の一番ハンサムな(なぜか毎年ちがう)神主さんがご祈祷してくださいます。家内安全、商売繁盛!

 おかげさまで、今年も大女将と九代目と一緒に無事お祓いを受けることが出来ました。本当にありがたいことです。

 この初午祭には、日光の郷土料理「しもつかれ」を必ずお供えします。大根を鬼おろしでおろして、大豆と鮭の頭と人参と酒粕で煮込む家庭料理。お宅によって味の個性があって、7軒もらうと縁起がいい、とも聞いたことが…。冷たくして食べるととっても美味しいです!



2007-03-20

2007/3/20(Tue) 待ちわびて ついに寒さも 彼岸まで

 それにしても寒いですねー。でも、昔から「暑さ寒さも彼岸まで」というように(去年の9月には暑さにぐったりして同じことを書いたような…)、天気予報では明日あたりから暖かくなるとのこと。

 久しぶりに高井家の庭を探検しました。ある。ある。春の訪れ。あちこちに。水芭蕉は咲いたまま霜に縮んでいました。カタクリもつぼみが大きくなり始め、ショウジョウバカマはピンクのかわいらしい花を咲かせています。

 ほーっと、一息ついて空を見上げたら、梅もいつの間にか咲いていたんですね。日光にも本格的な春が…



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