2007-04-10

2007/4/10(Tue) 忘れえぬ 一期一会の 花ごころ

  昨日、大きな花かごが届きました。見知らぬ名前の方から…

そえられたカードには、「Thank you very much for your great hospitality yesterday.」とあります。きのうは素晴らしいおもてなしありがとう、という意味です。???

 感激ー!国際機関の方でしたが、この気配り。やはりお国を問わずうれしい気持ちを相手に伝える、ということは重要なんですね。

 この広い地球の上で、たった一日出会ったご縁。私にとって忘れられない人生のひと時になりました。まさに一期一会。外国の方から、大切な禅の精神を教わったような気がします。美しいお花を見ながら、すっかり感心してしまいました。



2007-04-09

2007/4/9(Mon) 猩々の 花かしましく 戯れぬ

  日光では、毎日いろいろな花が咲き乱れ始めました。今日は鶯が鳴き始め、庭しごとも初鳴きに聞きほれて、小雨もなんのその。猩々袴もたくさん増えて、そのピンクの頭を寄せ合って咲く様子は、まるで若い娘さんが楽しそうにおしゃべりをしているようです。おかげさまで雑草もあちこちチョロチョロ。大女将は池のカエルさんにもご対面したそうです!本当にめぐる命のことわりを忘れず、生き物たちはエライですねー。

 おかみのたかみもそろそろ目を覚まして、新しい季節においつかなくちゃ、と張り切りだしました。手始めに調理場のガスレンジ磨きを2日間励んだところ…か、からだ中が筋肉痛に。



2007-04-08

2007/4/8(Sun) カタクリの 姫の目覚めや 午前九時

  高井家の庭では、今カタクリがまっ盛り。いつのまにかあちこちに増えて、その軽快な花姿を披露しています。去年、ちょうどフィギュアスケートの荒川静さんのイナバウアーみたい、と書きましたが、どうしてこんなに反り返って咲けるのでしょうか?

 カタクリは夕方になるとその花弁を傘を閉じるようにたたみ、朝日を浴びながらゆっくりと開いてくるくるしていきます。今日こそ見頃かな、と楽しみに早起きして庭に出ても、咲いている場所によってはなかなか目が覚めません。9時ごろになってやっとおもむろに開き始めるその姿は、まるでお姫様が大きく目覚めの伸びをしているようです。



2007-04-06

2007/4/6(Fri) 春あらし 親のこころや 巣立つまで

  今年も2階の軒下に鳩さんが巣を作りました。しばらく庭でクーック、クッククー、と鳴きあっていたと思ったら…ということは、お見合いが成立して、卵が巣の中にいるのでしょうか?いつも1羽がずーっとお守りをしています。

 最近は急に霜が降りたり、雷が鳴ったり、大風が吹いたり天候が不順。雛がかえるまで親も心配ですね。鳩さんが来ると、高井家の庭の生き物たちがそろそろ目を覚まし始めます。

 それにしても、ここで生まれた鳩さんは、大きくなるとどこに行くのでしょうか?毎年2羽育って行くのですが。



2007-04-01

2007/4/1(Sun) 開山の 祖をしのびつつ 古道行く

  今日は4月1日。「開山会(かいざんえ)」です。奈良時代766年に日光山を開山した勝道上人の命日です。東照宮裏の古道・滝尾道入り口近くの開山堂で法要が毎年執り行われます。そのお堂に裏には勝道上人のお墓があり、苔に包まれてひっそりと静かに眠っています。輪王寺一山の僧侶の鮮やかな僧衣が、まだ枯れ木の深山に美しく、読経の声も厳かに響きわたりました。

 うららかな春の木漏れ日を浴びながら、滝尾道の散策はいかがでしょうか。神橋から滝尾神社まで片道1時間ぐらい。だれもいない史跡めぐりもまた格別です。

 明日はいよいよ強飯式です。



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