2007-04-12

2007/4/12(Thu) ミシュランの 星の便りや 桜咲く

  去年の5月に、フランスの格付けガイドブック、ミシュランが初めて日本に取材に来たことを書きましたが、いよいよ、そのガイドブックがフランスで4月4日に発売されました。日光は、京都や奈良などと並び、観光地として三ツ星。

 なんと、その日光のなかでも特に見逃してはならないベスト3に、東照宮と大猷院、化け地蔵、そして高井家が選ばれました!思わず、クリスタ記者さんとの日本文学談義に花を咲かせた1年前の夜のことを思い出してしまいました。

 ちょうどフランスにいる娘が訳してくれたのですが、秋には英語版も。これをきっかけに日光に外国のお客様がたくさん訪れてくださるとうれしいですねー。ちょっと責任重大ですが…



2007-04-10

2007/4/10(Tue) 忘れえぬ 一期一会の 花ごころ

  昨日、大きな花かごが届きました。見知らぬ名前の方から…

そえられたカードには、「Thank you very much for your great hospitality yesterday.」とあります。きのうは素晴らしいおもてなしありがとう、という意味です。???

 感激ー!国際機関の方でしたが、この気配り。やはりお国を問わずうれしい気持ちを相手に伝える、ということは重要なんですね。

 この広い地球の上で、たった一日出会ったご縁。私にとって忘れられない人生のひと時になりました。まさに一期一会。外国の方から、大切な禅の精神を教わったような気がします。美しいお花を見ながら、すっかり感心してしまいました。



2007-04-09

2007/4/9(Mon) 猩々の 花かしましく 戯れぬ

  日光では、毎日いろいろな花が咲き乱れ始めました。今日は鶯が鳴き始め、庭しごとも初鳴きに聞きほれて、小雨もなんのその。猩々袴もたくさん増えて、そのピンクの頭を寄せ合って咲く様子は、まるで若い娘さんが楽しそうにおしゃべりをしているようです。おかげさまで雑草もあちこちチョロチョロ。大女将は池のカエルさんにもご対面したそうです!本当にめぐる命のことわりを忘れず、生き物たちはエライですねー。

 おかみのたかみもそろそろ目を覚まして、新しい季節においつかなくちゃ、と張り切りだしました。手始めに調理場のガスレンジ磨きを2日間励んだところ…か、からだ中が筋肉痛に。



2007-04-08

2007/4/8(Sun) カタクリの 姫の目覚めや 午前九時

  高井家の庭では、今カタクリがまっ盛り。いつのまにかあちこちに増えて、その軽快な花姿を披露しています。去年、ちょうどフィギュアスケートの荒川静さんのイナバウアーみたい、と書きましたが、どうしてこんなに反り返って咲けるのでしょうか?

 カタクリは夕方になるとその花弁を傘を閉じるようにたたみ、朝日を浴びながらゆっくりと開いてくるくるしていきます。今日こそ見頃かな、と楽しみに早起きして庭に出ても、咲いている場所によってはなかなか目が覚めません。9時ごろになってやっとおもむろに開き始めるその姿は、まるでお姫様が大きく目覚めの伸びをしているようです。



2007-04-06

2007/4/6(Fri) 春あらし 親のこころや 巣立つまで

  今年も2階の軒下に鳩さんが巣を作りました。しばらく庭でクーック、クッククー、と鳴きあっていたと思ったら…ということは、お見合いが成立して、卵が巣の中にいるのでしょうか?いつも1羽がずーっとお守りをしています。

 最近は急に霜が降りたり、雷が鳴ったり、大風が吹いたり天候が不順。雛がかえるまで親も心配ですね。鳩さんが来ると、高井家の庭の生き物たちがそろそろ目を覚まし始めます。

 それにしても、ここで生まれた鳩さんは、大きくなるとどこに行くのでしょうか?毎年2羽育って行くのですが。



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