2008-03-15

2008/3/15(Sat) 経済は コロンブスの 卵かな

  金融庁によると、国有化されていた足利銀行の受け皿が、野村グループに決定したそうです。

 経済といえば、去年の秋に、ノーベル賞経済学者のジョセフ・スティグリッツさんがお見えになりました。おかみのたかみは愛読書にサインを戴き感激。珍しいスペインの修道院の卵のお菓子まで戴きました。その美味なこと!こういうグローバリズムは嬉しいですねー。

 昨今の米国経済の影響で、景気が後退していると嘆く人々は多いでしょうが、もはや経済の成長や、限りない発展だけをめざす時代は終わったのではないでしょうか。元々、無いものは無い、と考えれば、人間はもっと自由になるはず。…う~む、やっぱり、発想の転換は難しいかなぁ…。



2008-03-06

2008/3/6(Thu) 雛の日は 浮かれるうちに 過ぎにけり

日光では2月15日から3月5日まで、「鉢石宿のおひなさま」のイベントがありました。日光市内の商店・施設や一般のお宅で沢山のお雛様の展示。高井家でも、48年前、21年前、その他あわせて5種類のお雛様を飾り、通りすがりのお客様がわざわざ靴を脱いでご覧になって下さいました。

3月3日は、日光の地酒蔵元・清開さんがひな祭りにあわせてピンクの発泡にごり酒「朱」を発売。限定本数のうちNo.001をお供えしまして、高井家のお雛様もめでたさ爛漫です。

それにしても、心待ちにしていたひな祭りもあっという間に過ぎ、早くしまわなければと思ってもなかなか…片付けるのもひと仕事。なんだか娘の嫁入りの心配みたいですねー。



2008-02-26

2008/2/26(Tue) おそろしや 名前やさしき 春一番

  「すごい風でしたねー。お宅は大丈夫でしたか?」

最近の挨拶代わり。先日の強風の被害が全国あちこちで伝えられています。日光でも並木の杉が20本近く倒れたと新聞に出ていました。

「春一番」という名前の響きとはうらはらに、自然の威力の怖さを思い知らされました。

 「おかげさまで、うちは大丈夫。」と言って、庭をみたら…

あーれー!竹垣がぶっ倒れていました!せっかくの九代目のお誕生日は、家中の点検になってしまいました。なんせ築80年の老朽家屋なものですから。とほほ。



2008-02-16

2008/2/16(Sat) 春近し 銅山名物 あんこ玉

  ほんとに寒いよー。陽射しは春でも、風が冷たい。「はる~は名のみ~の、風~の寒さよ~♪」とは、よく言ったもの。思わず着物の衿に、意地悪バーさんみたいなハンカチをかけたくなります(笑)。そうしてお茶をすする時のお供の極めつけは、これ。

 足尾の安塚菓子店の「あんこ玉」!!黒砂糖の甘み。あんこの香り。う~む。美味しい~。足尾銅山は今、世界遺産登録をめざしていますが、かつては日本の近代化を支えた重要な町として栄えました。明治の頃、アイスクリームを食べたかったら、銀座か足尾か、と言われたそうな。あんこ玉も、まるで銅山から発掘された宝モノみたいに見えてきませんか?



2008-02-15

2008/2/15(Fri) 献備照らす 三日月高く 冴え渡り

  これは二荒山神社の境内の入り口にある蔵元からの献上の酒樽です。神社では数々の祭礼のたびに献備が上がるのですが、とくに二荒山神社には「酒の泉」があることなどから、祈醸祭・報醸祭など酒づくりの行事に、県内の酒造家がお参りします。

 ある晩、真っ暗な境内の樽を見上げたら、冴え冴えとした三日月が献備の樽の上を照らしていました。切れそうな鎌で、今にも菰を開けそうな妖しい雰囲気に感動しました。やっぱりお酒の神様がいるんですね。



人気の投稿