14日は中秋の名月。縁側にススキを飾り、十五夜様にお団子と野菜や果物をお供えして、待ちました。盃を重ねること数時間。しかし、ついにお月様には会えませんでした。
この連休中、日光ではよさこい祭りが開かれ、観光のお客様も大勢訪れ、町中はとてもにぎやか。昼間は車も渋滞して大変だったようです。
夜は、うって変わって静寂を取り戻し、夜気もひんやりと。こうしてただひたすら名月を待ちわびていると、いにしえから伝わる日本人のDNAを感じるような気が…お酒のせいかな?
月が出なくとも、幸せな夜ですね。
14日は中秋の名月。縁側にススキを飾り、十五夜様にお団子と野菜や果物をお供えして、待ちました。盃を重ねること数時間。しかし、ついにお月様には会えませんでした。
この連休中、日光ではよさこい祭りが開かれ、観光のお客様も大勢訪れ、町中はとてもにぎやか。昼間は車も渋滞して大変だったようです。
夜は、うって変わって静寂を取り戻し、夜気もひんやりと。こうしてただひたすら名月を待ちわびていると、いにしえから伝わる日本人のDNAを感じるような気が…お酒のせいかな?
月が出なくとも、幸せな夜ですね。
風が透き通って、急に秋めいてまいりました。窓を開け放った夜のお座敷。庭の外灯もなんとなくしのびやかに見えます。
すると、どこからともなく虫の声。リーリーリー、シー、ジジジジ、スイッチョン。いろいろな種類の虫の声が。
「スーイッチョン!」あれ?ずいぶん大きな声だなー。近いぞ。どこかな?
声の主の姿を探していたら、なんとお座敷の中。しかも、床の間の上の方。よく見ると、床柱につかまって、きれーいな緑色のウマオイが、一生懸命羽を震わせていました。携帯でパチリ。
床柱とは、さすが秋の主役。風流ですなー。恐れ多くて、思わず頭が下がりました。
先週の金・土の夜、日光山輪王寺の薪能が催されました。あいにく両日とも雨のため、三仏堂前での薪能は叶いませず、日光市総合会館での屋内公演となりました。今年は22回目で、両日とも屋内となったのは、22年間で初めてのことだそうです。
でも、蚊や雨を気にせず観られ、鼓の音も美しく高く響いて、能自体を近くでじっくり見るためには、かえって良かったかもしれません。
会場内は撮影禁止。雨の中の来場者のお世話をするスタッフの方達の働く写真も、上手くとれなかったので、ごめんなさい。毎年、いつもありがとうございます。徒歩5分で、能を鑑賞できる贅沢に感謝感激。
お久しぶりです。ついに日光の夏が終わりました。今日は朝から小雨で寒いです。セーターを出して羽織るほど。蔵から出てきた竹籠は魚とりに使ったものでしょうか。
秋海棠にナツズイセンとススキを無造作に入れると、すっかり秋の風情です。この花はいつもうつむいて咲き、葉や茎は美味しそうな黄緑で、節のところが紅色で。
一つの季節が終わり、時も静かに過ぎていきます。この花のようにあふれるほどの思い出がこぼれ落ちて、美しい花の色だけが残されて…なんだか寂しいですね。
「秋海棠西瓜の色に咲きにけり」。う~む。どうして芭蕉の句は、元気なんだろう。
「耳にタコ」ならぬ「耳にヤゴ」。池のほとりの寿老人の石像に、ヤゴの抜け殻が…写真をクリックしてみて下さい。
夏休みが始まると、トンボや蝉の抜け殻が庭のあちこちでみつかります。去年は蝉が14年ぶりの大発生でしたが、今年は少ないようです。オニヤンマのヤゴは多かったのですが、可愛そうなことに池に間違って梅の木消毒の農薬が入り、ずいぶん死なせてしまいました。この時期は、植木屋さんが入るので、庭の環境も変わり、生き物たちの生態系も変化し、来年のこの季節が来るまで待たなければ。
せっかくのイヤリングは、夕立の激しい雨で、2,3日で取れてしまいました。寿老人さんも、つかの間のおしゃれでしたね。