これは、お座敷のすぐ前のフシグロセンノウ。お盆花と呼ばれることもあるように、去年は8月の中旬に咲きました。今年は、今頃になって咲き、いつのまにか朝夕寒い秋の風に揺れています。隣ではススキが大きな穂を揺らしているというのに。まるで、出遅れた役者のよう!
庭を掃いていると、小さなモリアオガエルの子どもたちがピョンピョン遊んでいます。最近なんだか、暦の季節と自然界の様子が少しずつずれているような気がしませんか?
とはいいながら、人間も自然の一部なのですが、つい自分たち中心に地球を考えてしまっているのかもしれません。草花や虫や生き物たちは、人間社会の都合ではなくて、生命力の本能で自然に寄り添って生きている…。今年の紅葉はどうでしょうか。