2011-02-19

2011/2/19(Sat) 愛し合う 二人のための シャンパーニュ

  1月の末に、フランス人のお客様がご来店されました。1732年からファミリーでシャンパン作りをされている蔵元8代目パスカル・アンリさんです。

 聞くところによると結婚をテーマにしているRM(個人生産者)シャンパーニュだそうです。中世からの結婚にまつわる展示をしている美術館も持っているオーナーさんでした。

 お帰りになった後で、ほとんどフランス国内用なのですが、希少な日本輸入を何本かさっそく購入。2羽の鳩がキスをしているハートのラベル!かわいい!なんと、サイン入りも1本ゲット。あ~、こんなことなら事前に買って、たくさんサインしてもらえばよかったなー!

 でも、こたつに鍋でシャンパンて、どうなんでしょうか(笑)



2011/2/19(Sat) 明治戊戌 春三月の 梅が咲く

  最近は一階の小部屋も椅子席をご所望のお客様が増えてきました。和室に椅子・テーブルというのもなかなか風情が…

 でも、困るのが床の間の飾りつけ。掛け軸、花器もお腰掛の目線にあわせて選ばなくてはなりません。そこで、大きな梅の画の軸を…これは、作者は霞江老とありますが、「明治戊戌春三月冩」と書いてあります。調べてみたら、おお!1898年、つまり明治31年の旧暦3月の写生画ではありませんか。

 むむむ、今から113年も前に描かれた梅の花…。素晴らしい迫力です!大切にしなくちゃ。



2011/2/19(Sat) 畳の目 春を数える 日足かな

  初釜シーズンも無事終わりました。炉縁も真塗りからいつもの木地に換え、こころなしかお座敷も新年の緊張感が消え、のんびりとした早春の面持ちです。

 外は雪景色。お日様が低く差し込んで、まだまだ寒い日も続きますが、なんとなく日足が短くなり陽射しが力強くなってきました。



2011/2/19(Sat) 春近し 樹齢百年 雪衣

  ご無沙汰しております!1月16日の雪がまだとけないうちに、2月11日の大雪が。おかげで連日の雪かきのため、すっかり腰を痛めて冬眠中の女将でした。

 いつも雪が降るたびに、庭のつげの老木が気がかりです。もう百歳にもなるので、枝の雪落としはかかせません。でも、雪のあくる日の青空を見ていると、このたっぷりとした雪衣も春の予感に輝いていますね。



2011-01-01

2011/1/1(Sat) 琥珀色の 老舗ホテル 年越しの光

去る12月25日の晩。日光金谷ホテル玄関のクリスマス・イルミネーション。翌日には、この"MERRY CHRISTMAS"が"HAPPY NEW YEAR"に変わるそうです。

毎年クリスマスパーティにお邪魔しますが、歴史を感じさせるホテルの夜の煌めきはシャンパンのようですね。

金谷ホテルを訪れるといつも、下界の騒々しさとは全く別の、日光の時間の1ページに自分もたたずんでいるような、とても不思議な気持ちになります。



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