2012-06-28

2012/6/28(Thu) 辰年の84歳の壁

 芸術家が壁画アートを描いてるのではありません!左官屋さんが2階の大広間の壁の大修復を始めたところ。

去年の大震災の時に壁に亀裂が入りました。その後、余震のたびに少しずつ大きくなって、いつ崩れるかと毎日ヒヤヒヤ。いよいよ工事になりました。

昭和3年築のお座敷ですから、ちょうど今年で84歳。よくもったなー。お疲れ様。

京壁をはがすと下地が…。けっこう分厚くて大変な重さでした。

ホコリがたたないように。床の間を傷つけないように。細心の注意を払って職人さんが頑張ってくれています。

下地、下塗り。まだ、最終工事は終わっていません。蔵もまだ完成してないし、震災の後遺症はまだまだ。

日光の我が家でもこれなのですから、東北の震源地に近いところは本当に大変でしょうね。



2012/6/28(Thu) 高井家の おかず発掘 探検隊

 暑い日の夕方。今日もよく働いた。夜は休み。晩飯のおかずは何?誰も返事をしない。みんなくたびれて、いつもの一人一品運動もはかばかしくない。

こんな時はとりあえず飲み始める。

とりあえずビール(父)。とりあえずワイン(母)。とりあえず冷酒(祖母)。とりあえずお茶(長男)。

誰かが切ったトマトに鮪のはじっこを載せて、そうだ茗荷が余ってた。ネギも。太白油と黒胡椒と塩をかけてハワイアン。アヒポキか~。

おや、祖母が糠みそをかき混ぜている。写真を撮り忘れましたが、今日の発掘最高品は糠づけに決定いたしました。



2012/6/28(Thu) 紫陽花の 露に目覚める 古陶器

 先日、高井家全館貸切でお茶の先生の還暦祝いのお茶会がありました。濃茶席のお菓子は紫陽花。宇都宮の沙羅さんのお菓子です。

しっとりとして甘やか。さっぱりとして余韻が…。

う~ん、思い出すだけでも抹茶が恋しくなる。

お正客の先生の器は、九代目が大切にしている古い器。Blue&Whiteの紫陽花の皿。ヘリの外には蝶が描かれて、お菓子の花がそのまま絵の枝に載り、まるで生き返ったようです。

ところで、先生は赤いちゃんちゃんこを着せられて照れていました(笑)。



2012/6/28(Thu) 元気よく お弁当の 大行進

 懐石弁当の出前がありました。この日はお座敷のテーブル席で調整。腰が痛くならずになかなか詰めやすかったです。

お弁当というのは、あくまでも主役の行事の小道具のような立場なのですが、なんとなく集まりごとのウキウキ感というか楽しい気持ちが伝わってきます。

お天気は大丈夫かな。美味しく食べていただけるかな。手元を離れればお客様次第の料理です。

お弁当君、頑張っていってらっしゃい!



2012-06-27

2012/6/27(Wed) 世の中は退行中 アケビの実成長中

 縁側のアケビが3つ育っています。初めて花から実をつけるところを観察中。

このちっこい実が本当にアケビの実になるのかな~。

国会で消費税法案が衆院通過。ダグラス・ラミスの「経済成長がなければ私たちは豊かになれないのだろうか」の本を時々読み返す。しかし、そもそも何かが豊かにならなければいけないのだろうか。生活が?心が?貧しい頭で考える。

花はただ無心に咲いているのではなくて、大きな野望をもって生き抜いているのかな。

自然界で一つのものが実を結ぶことの不思議さ、大変さをこの年になって感じます。



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