2006-07-16

2006/7/16(Sun) 咲き初めし 穂先にトンボ Kissするや

  まさにホサキシモツケの花。トンボさんもその穂先にとまってひと休み。今頃、戦場ヶ原でも咲いているのでしょうか?ピンクのまだ丸いつぼみのうちが可愛いのです。咲き出すとボサーっとしてあんまり…なんかこれも人生を連想するような。

 何年か前、親戚の画家が戦場ヶ原からの生中継で、この花を指でつまみながら奥日光の自然の美しさを讃えていました。全国中継だったので「あ~、どうかお願いだから折らないで!」と皆でテレビの前で叫んでいたのを思い出します。後で彼に聞いたら、緊張して話に夢中になってホサキシモツケの花をつかんだままだったそうです。本当に折らなくてよかった。花の命は短し。あ~また人生だー。



2006-07-11

2006/7/11(Tue) 忙しいと 言い訳すれば 心亡くす

  なんだか梅雨が長いせいか、力が入らないような日々を過ごしてしまいました。やるべきことはいっぱいあるのに頭と体がついていかない。人にも優しく出来ないし、自分にも自信が持てない。ひょっとしてこれは中年女性の「うつ」なのでしょうか?犬のラッキー君も暑さのせいか、最近ダラーっとしています。

 彼は今年の夏で11歳。人間で言えば70台後半かなー。先日は足を痛めてしばらく情けない顔をしていましたが、やっと元気になりました。昔はハンサムで高貴な顔をしていたのに…彼を見ていると年を重ねるスピードの速さに、つい人生のはかなさを感じてしまいます。あ~、やっぱりこりゃ「うつ」だな、もしかして。



2006-07-04

2006/7/4(Tue) 抜け殻や あるじの生の かたちかな

  もう7月。夏本番です。朝、上空を見上げると赤トンボの大群が…いつの間にかどこからか湧いてきたようにいっぱい。昨日は池の周りでシオカラトンボも見かけました。こうして生き物たちは短い日光の夏に精一杯命を懸けているのですねー。

 この写真は去年のものですが、ちょうど羽化したばかりのオニヤンマが飛び立つ寸前でした。毎年、庭では佃煮にしたいほど大きなヤゴの抜け殻がたくさん。都会からいらした小さいお客様たちに差し上げると、夏休みの宿題にするといって喜ばれます。抜け殻の足が指にくっつく感触に、私も子供の時の夏の時間が懐かしいです。



2006-06-29

2006/6/29(Thu) 暑気払い 龍の手水の ひとにらみ

もう梅雨明け?と思うほど急に夏らしい日々が続いております。犬のラッキー君も水遊びが楽しみな季節です。さて、大工町にある浄光寺さんの山門の前には蹲があって、青銅の立派な龍が睨みをきかせています。お参りや散歩の途中で思わず冷たいお水をいただこうとすると、ぎょろりとした目玉で何か叱られそうな気分。きっと日頃の不信心を見透かされているような気がするのかもしれません。

でも、こうして写真で見るとユーモラス。まるで暑さにまいった龍さんが反対に水を吸い上げているように見えます。それにしても見事な龍ですね。いつごろの時代のものなのでしょうか…



2006-06-26

2006/6/26(Mon) 梅雨忘る 未知なる司法の 英語かな

  日光市国際交流協会とNSGG(善意通訳ガイド)共催でリチャード・イーストマン氏による講演会がありました。講義は英語、内容は「裁判外紛争解決―仲裁、調停に関して」というまことに難しい、しかもレベルの高い専門的なものでした。イーストマン氏は国際弁護士で日本と外国を舞台に活躍しています。私の友人の真理子さんのご主人でもあります。

 この日は両協会の会員が聴講生。皆さん英語は達者なのですが、初めて聴く法律の専門的なお話に必死に耳を傾けていました。これからもスペシャリストによる専門的な講演を英語で、というシリーズの第1弾。本当に田舎ではなかなか味わえない「智」のひと時に、久しぶりにワクワク(ヒヤヒヤ?)しました。



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