2007-09-14

2007/9/14(Fri) 秋空に 思いを馳せる 絹の道

  今日は日光市総合会館で、NCIA日光市国際交流協会主催の「敦煌について知ろう!」という講演会がありました。講師は大正大学大学院仏教学研究科の関口中道氏。今年の2月に研究のため敦厚を訪れた時の経験をもとに、シルクロードの印象、現地での生活の様子、珍しい食べ物などをたくさんの写真とともに説明して下さいました。

 敦煌は、日光市とは友好交流都市の締結を交わしております。仏教圏とイスラーム、漢民族と西アジアの民族との交流が、シルクロードの上でつながっていく様子がよくわかりました。

タイトル前のツーショットは、NCIA文化部会長のイーストマン真理子さんと、講師の関口さんです。お疲れさま!



2007-09-09

2007/9/9(Sun) 秋風に 源泉恋し 湯の香かな

  台風一過。まだまだ暑い秋の始まり。奥日光ではさすがに風もひんやりしてきました。先日の台風9号は日光も直撃。湯元の旅館では浸水や暴風による被害も出たそうです。

 秋になると、なんといっても恋しいのが、温泉の湯煙。湯の湖から右に折れて奥に入ると、温泉寺や湯元温泉の源泉があります。硫黄の香りに誘われて源泉小屋に近づくと、足元では小さくぶくぶくと白濁のお湯が湧いています。おもわず手を入れてその暖かさにホーッとしていると、「あー、全身入りたい!」。

 これからの季節、温泉ですね。



2007-09-05

2007/9/5(Wed) 秋の朝 夢から覚めて チドメグサ

  九月。朝の庭に漂う空気はすっかり透明です。紫のミソハギも最後の穂を揺らしています。苔むした地面は緑のじゅうたんのようで…いいなぁ、秋の庭も。

 と、思いきや。なんと、苔の緑が鮮やかだと思っていたら、よそ者が!よく見ると、小さい緑の雑草が苔の間にはびこっていました。しかも、いつのまにか庭中びっしりと。つまんでみると、糸のような茎が地面を這って、苔の表面を覆い尽くす勢いです。

 さっそく調べてみたら、憎っくきその名もチドメグサ。昔から止血作用があるのでこの名が。ゴルフ場の芝の大敵で、除草は大変だそうです。高井家の庭は、樹齢100年以上の弱った樹もあり、また、なにより苔も心配なので除草剤も使えそうもありません。そこで、手で草むしり。毎日格闘して、夢にまで出てきそうです(涙)。



2007-08-30

2007/8/30(Thu) 空蝉も おいてけぼりや 夏休み

  いよいよ夏休みも終わりです。今年は9月の初めが土日なので、宿題の追い込みの寿命が延びたようですね♪

 暑かった夏のためか、本当にたくさんの蝉の抜け殻が見つかりました。農学部の先生のお話では、14年ぶりの大発生とか。今でも高井家の庭ではあちこちの枝にぶら下がっています。

あんまり多いので、長男太郎が「ご自由にお持ち下さい」と看板を作って玄関先に置いておきました。でも、珍しくもないのか貰い手もなく蝉さんの抜け殻はしょんぼり取り残されて…

 そういえば夏休みの間、表で元気に遊ぶ子供たちの姿は見かけなかったような気がします。

夏の子供たちはどこに行ってしまったのでしょうか。



2007-08-25

2007/8/25(Sat) 処暑過ぎて 正直者の 木の葉かな

  気がつけば8月も残り少なくなりました。猛暑といわれながらも、朝晩は涼しい空気に思わず深呼吸したくなります。

 数日前に処暑を迎え、どことなく季節が変わりつつあることに気がつきました。空が少し透明になって、草花の露が冷たい。土がひんやりして、木が静かになってきた。蝉の声より虫の声。

 う~む。秋じゃな。見上げれば、山の木々も律儀に装いを変えようとしているのではないでしょうか。

 こうなってくると、切子のグラスよりも志野の猪口で一献、といきたいところです。



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