2008-02-03

2008/2/3(Sun) 節分や 鬼もおどろく 雪なりけり

節分の二荒山神社境内。季節の分かれ目、と思ったら朝から大雪。日光では、二社一寺にて節分祭、または、節分会(せつぶんえ)、が行われます。

それに欠かせないのが「縁起がら撒き」といって、年男が(輪王寺さんは芸能人も!)豆とともに縁起物を境内で撒くので、善男善女はこぞってその福を授かりにいきます。

高井家の九代目も、朝から3箇所を時間差でまわり(毎年、年男というわけです)豆まきをしてきます。でも、もう夜も更けたのに豆の枡だけが3つご帰還して、主はまだ戻ってきません。

ちょいと、旦那はん。うちの鬼さんに角が生えないうちに、ご帰宅されたほうがよござんすよ。



2008-02-02

2008/2/2(Sat) 君を待つ 山は雪を 頂きに

日光連山です。ただ黙ってそこにいるだけで、「お帰りなさい。」と、大きな懐に迎えてくれるような包容力。う~む。雪の頂上。この姿を見てそう思えるようになったのは、ついにおかみのたかみも、日光人に近づいてきたせいでしょうか…

 青い空に白い雲。寒風が吹く大谷川の岸辺。子供たちが小さい頃は、河原で愛犬ラッキーと鬼ごっこしたっけなー。ラッキーはもういませんが、時々帰郷する若い人たちは、この山を見て「日光にきたんだ」と実感するのかも知れません。故郷の山って、きっとどこもこんな感じかな。



2008-01-31

2008/1/31(Thu) 風やんで 木守の留守に 春よ来い

  高井家の駐車場の紅葉も寒風に丸裸です。これは、なんの巣でしょうか…?去年から、頬の白いきれいな小鳥が出たり入ったりしていましたっけ。なにやら運んでは、ちゅっちゅくしてましたが、それにしても見事な半円形のおうちですねー。

 あまりにも冬が厳しいので、暮れからどこかへおでかけ。こんなに上手に作った巣を忘れないでね。もう少し暖かくなって葉っぱがフサフサする頃には、誰からも見えなくなって安全です。今は、やっと西日があたるとそこだけ春が来たように見えます!



2008-01-27

2008/1/27(Sun) 陽光も ゆるりきらりと 寒の水

  ついに氷柱ができ始めた蹲まわりですが、日中の陽射しが差し込むと、冷たい水までもがなんとなく水あめのようにゆるゆるして見えます。春はそこまで来ているのでしょうか?

 節分前の今どきは、青竹の青さももまだ残っていながら新年会や初釜も一通り終わり、冬のような新春も過ぎたような半端な気持ち。寒さだけが身にこたえます。あ~、本当の春が待ち遠しいなぁ…

 でも、冬の日光は道路も観光名所もすいていて穴場かもしれません。星空もきれい。空気も最高に美味しいです。



2008-01-24

2008/1/24(Thu) 斑雪積む 灯籠温し 夜半の庭

  昨日、東京では珍しい雪。日光にもやっと、天気予報どおりの雪が降りました。そこで、深夜の庭の照明をつけて「雪見酒」。明かりをつけると、昼間とはまた違った風情です。木々や石像・灯籠の上に降り積もった雪の白と、樹齢百年のつげの枝の下で苔の緑が、闇に浮かび上がって幻想的な美しさでした。夜の静寂の中、七福神の石像たちも無言で佇んでいます。冷たい時間が止まって、灯籠の明かりが暖かく見えました。

 あ~、この景色、お客様にお見せしたかったなぁ~。こんな時に限って今夜はお休み。う~む、もったいない。何年かにいっぺんあるかないかの夜でした。



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