TV camera came to Takaiya for the report of Nikko food.
Here is Yuba Kaiseki lunch!
4月17日。
今年の弥生祭は素晴らしい好天に恵まれました。
板挽町の本家体も久しぶりにお目見え。
二荒山神社の杜にふさわしい伝統の佇まいです。
日光にも本当に春が来ました。
高井家も社務所でご奉仕の一日でした。
今日は輪王寺さんの強飯式。
日光の本格的な春を告げる行事と言われています。
昨日の開山会(かいざんえ)に始まり、いよいよ日光のお祭りのシーズンのスタートです。
高井家の庭でも池の周りのカタクリがポカポカ陽気に誘われて咲き始めました。
去年は雪が積もったカタクリの写真でしたが、さてさて今年はどうなることやら…。
こうなると、モリアオガエルちゃん達の鳴き始めも気になってまいりました。
年度切り替えのこの時期は、町中旦那衆のいろいろな会の総会やら役員会やらが続きます。
九代目は自分も出席、料理も担当、となると、どうしても席を確保しておかなくてはなりません。
そんな時、高井家名物テディベアの「さんぞう君」の登場。
実は高井山三は当家の世襲名。
このさんぞう君は、集まりが13名という宴会にも時々登場して、14人目をつとめたりします。
昔、イギリスのチャーチル首相が縁起を担いで13人のテーブルには必ずチャーチル・シートといって14人分の席を設けたことを見習っています。
今日も末席でお役目中。
九代目が料理が一段落するまで、パーカーにダウンベストというカジュアルな装いですが律儀に待っています。
でも、すぐくたびれてひっくり返ってしまうのが弱点なんだなー(笑)
30日。その日は結婚式のお客様だったのですが、一日降り続いた雨が夕方になってようやく上がりました。
美しい花嫁さん花婿さん、雨の中の神橋お渡りは大変だったと思いますが、披露宴はごゆっくりと和やかな雰囲気で、甘くお幸せそうでした。
なんてったって雨降って地固まる。
日光では雨の日に神様が龍になって降りてこられるんですからね。
お二人をお見送りして、スタッフの方も無事お帰りになって、ホーッとひと息。
裏山を見ると、雨上がりの霧がどんどん登って一面が幻想的なグラデーション。
お二人を祝福した神様が龍になって天に帰っていくみたい!
昔、あの霧は小人さんが山でご飯を炊いているんだよ、と教えてくれたN先生。今日はお赤飯かなー。
あんなに雪が深かった庭もどことなく春めいてまいりました。