本町の国道沿いに古い一軒の日本家屋があります。竹垣の中の風情ある庭園と山の水が落ちる滝の音。木造2階建てのその家こそ金谷ホテル発祥の地となった「金谷カッテージ・イン」サムライハウスです。江戸時代に武家の屋敷として建てられ、明治の頃日光を訪れた外国人のために宿として提供したのが金谷ホテルの創始者、金谷善一郎さんでした。
イギリス人の女性探検家イザベラ・バードはその紀行文の中でこの家を「目を楽しませないものはひとつとしてない」というくらい絶賛しています。内部は外国人たちを受け入れた当時のままに保存され、明治の頃の日光の空気が今でも漂っているかのようです。日光はなにげなく歴史が身近なところがすごいですね。
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