2006-05-17

2006/5/17(Wed) ミシュランの 星の夜の 出会いかな

  フランスからのお客様です。なんとあの格付け星で有名なガイドブック、ミシュランのライターさんでした。今、日本を5人で手分けして地区別に探索されているそうです。この日も最初は高井家のことを取材していましたが、お話をするうちにすっかり意気投合して、政治の話や文学の話題で盛り上がってしまいました。

 クラスターさんは日本文学にも造詣が深く、谷崎や川端などもよく知っていらっしゃいます。日本の印象を深くレポートすることができる方だと感心しました。最近、外国のお客様も多く、田舎の料理屋でも語学の必要性を痛感します。拙い英語ながらも、こうして外国の方と国境を越えて普遍的なテーマでお話を出来ることをうれしく思った一夜でした。今日、輪王寺で延年の舞を見たあと東照宮の流鏑馬も取材してくださるそうです。Merci!



2006-05-14

2006/5/14(Sun) 悠久の 遺跡の国より 学び人

  カンボジアのアンコールワットの研究者と政府の方々が、日光の世界遺産を学びにいらっしゃいました。上智大学の交流プログラムの一環で、去年の3月に続き2回目です。前回は大雪。今日は雨で5月とは思えないほど寒い日になりました。皆さん暖かい国からいらして、びっくりなさったことでしょう。

 これから山内の「滝の尾道」という中世の古道を歩いたあと、世界遺産の社寺を見学。案内役は日光ユネスコ副会長であり修験者の原澤健太氏です。

 アンコールも日光も世界遺産の保全と環境の間で同じような課題を抱えています。開発と変動。その中で私たちがどう生きるべきなのか、と彼は説いていますが、この写真は美味しい翠園さんの昼食時なのでその緊迫感が伝わらなくてゴメンナサイ。



2006-05-11

2006/5/11(Thu) 来年の 分も残して こごみ採り

  深山のこごみは胡麻和えもマヨも美味しいッ。パスタにも合います!なぜか地元民よりこの辺の山に詳しいアメリカ人の友人に教えてもらった秘密の群生。彼の言うことには、年々山の名物が少なくなっているそうです。たらの芽も山菜もみんな残さず採り尽くしてしまうので、木や根が枯れてしまうとのことでした。来年のためにこごみは2,3本ずつ残して摘みました。

 どんどん山を歩いていくとどこからともなくいい香りが…懐かしいような香水。しばらく行くと杉の木を伐採している場所に出ました。そうか、これが本物のグリーン・ノートなんだと納得。爽やか系の香水が好きだったフレッシュマンの頃を思い出し、首にタオルでこごみの袋を提げてる自分が急にいとおしくなりました。



2006-05-08

2006/5/8(Mon) お座敷や モリアオ飛び込む ジャズの音

  今年は4月12日に鳴き始めた我が家のモリアオ君です。毎日主人の聴くジャズに合わせてコロコロコロとご苦労様。うちの古座敷は庭の地面から1メートル。カエルさんには敷居が高いのにも関わらずよくご来店くださいました。ピントがボケているのはその大きさに(8~9センチ)興奮して撮ったからです。

 京都の大興寺さんというモリアオ博士のサイトでは全国のモリアオ情報が見られ、その奥深さに感心してしまいました。住職様は貴重な生き物達を見守ってあげられる環境づくりが大切です、と教えてくださいました。今年も彼等の声を聴くことが出来て本当に幸せ。頑張って産卵の写真も(メレンゲみたい!)撮りたいです。



2006-05-07

2006/5/7(Sun) にぎやかに 咲いているのに 一人静

  長かった連休も終わり、ほっとしたような寂しいような。ゴールデンウイーク中はお天気にも恵まれ、日光は久しぶりに名物(?)大渋滞もみられました。おかみのたかみとしましては、この季節はぜひ歩きで「もう1つの日光」を散策することをおすすめします。森の中でも高井家の庭でも、あちこちでいろいろな花が咲いています。これは一人静ですが、いつの間にかこうして寄り添っておしゃべりしているみたいに増えていました。

 静といえば、フィギュアスケートの荒川静香選手が選手生活引退宣言をしました。これからはプロとしてあの美しい滑りに磨きをかけるそうです。おしとやかな名前に似ず、意思の強いキリッとした、かっこいい女性ですね。



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