2007-06-03

2007/6/3(Sun) 日光の 朝露は知る 神仏習合

昨日は、輪王寺紫雲閣にて、NCIA(日光市国際交流協会)とNSGG(日光善意通訳ガイド)の共催で「日光山の信仰」について、教化部長様・浄土院ご住職の講演がありました。

国際化が進む中で、日頃外国の方々に日光を案内解説しながら、実は自分たちもその歴史について知らないことが多いという反省から、社寺の方に本物の日光について教えていただこうという企画です。

浄土院様のお話は、日光がなぜ信仰の霊山に選ばれたか、ということから始まりました。その理由として「風と光と水」。日光の自然の美しさをあげられ、神も仏も一緒だった古代からのその偉大さと日光山の歴史に感じ入りました。



2007-05-31

2007/5/31(Thu) 滝の尾に 神が降りたる 5月かな

  5月25日は滝尾神社のお祭でした。続いて28日は、二荒霊泉に日本酒の出来を報告し感謝する報醸祭が行われました。滝尾神社の傍らには「酒の泉」という清水がこんこんと湧き出る泉があります。男体山の雪どけ水が山の中を伝わって地上に出るまで、いったいどのくらいの時間が流れているのでしょうか。

 今年の春は忙しい忙しいと言っているうちに、こごみはすっかり伸びてしまって、山椒の木の芽も大きくなってしまいました。明日から6月です。カツオもろくに楽しんでいないというのに、山の若葉はもうフサフサです!

 自然の生命をはぐくむ時間に比べて、人間の自分勝手な時間のなんと愚かなことか…



2007-05-22

2007/5/22(Tue) 藤の香に 染まりて午後の 狂ほしき

  東照宮さんの春季例大祭も無事終わり、、気がつけば

高井家の庭の花も、毎日つぎつぎと新顔が咲き始めています。藤棚の下では、今年もラッキー君が気持ちよさそうに昼寝をしています。それにしても、寒さのせいか遅れた開花。でも、花芽はいっぱい。きょうはきっとピークかもしれません。

 藤棚の下に立って、藤の花の甘い香りのシャワーを浴びていると、時間が止まっているような錯覚と、懐かしい記憶を思い起こさせるような心地よさに、ついふらふらと夢の世界へ誘われてしまいます。子供の頃、東京の大きな藤棚のある料亭の庭で遊んだことを思い出しました。



2007-05-12

2007/5/12(Sat) 目に青葉 山ほととぎす 山椒摘み

  う~む。山は見渡すかぎり、青葉若葉の日の光。毎日さみどりの酸素をおもいきり吸って暮らしています。この時期、日光市民の頭の中は山椒のことでいっぱい。会えば、今年の出来や摘みどきは挨拶代わり。新芽の醤油煮と白いご飯のことを想像するだけでよだれが出てきます。

 高井家でも庭の山椒を摘みますが、なんといっても深山の山椒が柔らかくて、香りもいちばん。摘み子さんに毎年お願いします。山ほど摘んでも煮上がるとちょびっとになってしまう貴重品。これだけでご飯3膳はいけるかも。

 一般のご家庭でもそれぞれのお宅の自慢のレシピで煮られた山椒が行き交って、初夏の日光人は太っちゃうのです。



2007-05-06

2007/5/6(Sun) こどもには こどもの都合 こどもの日

今年も端午の節句があっという間に過ぎてしまいました。兜を飾り始めたときはまだまだ寒い日もありましたが、いつのまにか初夏。素晴らしいお天気や雨の恵に、草花が毎日ぐんぐん伸びていきます。いつもの「菖蒲の君」さまから戴いたお花も、5月のあたたかさに、紫の花びらが急成長で開きました。

連休で里帰りした子供たちも、それぞれの予定で忙しく、兜もろくに見ないで東京に。でも、菖蒲湯にも入ったし、山椒の若葉煮も食べたし、久々の日光の緑に心も体もリフレッシュ。元気に戻っていきました。後に残った兜がちょっぴり寂しそうですね。



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