今年はやっと、3月1日に6組のおひな様を飾りました。段飾りはあきらめて、お内裏様とおひな様だけ。お供や御膳道具がなくても、桃の花と雪洞があれば気分はやはりうきうき。
2月28日発売の、特別限定のピンクの地酒をお供えして、春本番です。そういえば、「いつまでも二人は一緒」…みんなどこかで聞いたことがある懐かしい言葉ですね(笑)。
今年はやっと、3月1日に6組のおひな様を飾りました。段飾りはあきらめて、お内裏様とおひな様だけ。お供や御膳道具がなくても、桃の花と雪洞があれば気分はやはりうきうき。
2月28日発売の、特別限定のピンクの地酒をお供えして、春本番です。そういえば、「いつまでも二人は一緒」…みんなどこかで聞いたことがある懐かしい言葉ですね(笑)。
4日、桃の節句が終わった途端、雪が降りました。久しぶりの積雪に、庭もいっとき別世界。
軒の牡丹の赤い新芽も、寒さに震えながら、それでも元気そうです。きっと頭にかぶった白い雪と、出番のタイミングを相談しているのではないでしょうか。
日ごと明るくなる春の陽射しの縁側。この美しく輝く瓶は、バーベナのお酒です。フランスのお客さまが、バーベナティーと一緒にわざわざ送って下さいました。バーベナは中南米原産で、とても癒し効果あるハーブです。初めて戴きました。去年ご来店くださったときの会話を忘れずに…本当にありがたく感激。とても美しいご夫妻でした。
そういえば、そのとき、環境について「持続可能」という単語を教えて下さったのを思い出しました。この優しい香りに、なんだか、国は違っても、私たちは同じ地球の上で暮らしていることを実感します。
今日は立春。昨日は節分。日光では、世界遺産の二社一寺で、それぞれに豆まきが行われました。高井家も毎年、時間をずらしながら三ヶ所にはせ参じ、豆を撒き、大きな枡を三ついただいてきます。
輪王寺では節分会(せつぶんえ)という儀式が三仏堂で執り行われ、その後、女優さんや俳優さんと豆まきに。今年も長山藍子さんをはじめたくさんの芸能人の方々がお見えになりました。
なんと、今朝、朝日新聞栃木版を開くと、そこには長山さんの隣でうれしそうに豆を撒く九代目の姿が!「こいつは春から縁起がいいわいなぁ~」と言わんばかりです。でも、ちょっとニヤけすぎかも。
そんなわけで、久しぶりに庭点検。池の周りでは、ゴギョウ(母子草)や芹も芽を出して。ちょっと摘んで、ぐい呑みに飾ると、小さな春が伸びやかに広がってまるで目覚めた乙女のようではありませんか?
じつは、この悩ましい裸婦の染付けは、日本画の小泉淳作画伯の作品です。九代目は毎夜このお気に入りのぐい呑みで、地酒清開をちびちびと晩酌。
初々しい春の草の緑。やけに堂々とした裸の乙女。長い髪が、器の中まで描かれているのが、なんともユーモラス。