2010-11-24

2010/11/24(Wed) 山三つ 頭合わせて カモンかな

  これは高井家の家紋です。江戸時代、輪王寺の宮様から拝命した家紋です。山という字が頭を合わせて三つ。

 代々、高井山三を襲名。なんだか「三人寄れば文殊の知恵」のようです。上から見たスクラム。どうやったらお客様を呼べるかな、と相談しているように見えます。

 とても変わった紋なので家紋帖一覧にもありません。新しい呉服屋さんに紋入れをお願いする時は、このコピーを見せます。実はこれは高井家のお仏壇の彫り物の写真。ご先祖様ごめんなさい。m(__)m



2010/11/24(Wed) 寿を 彩る花と 紅葉と

  今年は紅葉も長く楽しめました。秋の高井家では婚礼の宴が続きました。最近は、親族だけで純和風披露宴を、と言う若いお客様が増えています。結婚式場ではないので、派手な演出はできませんが、そのかわりお客様の自由なアレンジが可能です。

 この日は、花嫁さんのプロデュースで紅葉にマッチしたお花いっぱいのすてきな会場になりました。東京からプロのフラワーアーティストが来て早朝から飾りつけ。私もとても勉強になりました。



2010/11/24(Wed) 名人の 打つ蕎麦ひらり 生きている

 先日、那須烏山市で蕎麦打ち名人・高橋邦弘氏の講演会がありました。昔、一茶庵から始まり、東京南長崎「翁」で名声を得、さらに美味しい蕎麦を求めるため山梨県長坂、ついには広島県豊平に「達磨・雪花山房」を開き、蕎麦道を極めています。

 講演会と言っても、実技・実食。その見事な職人技はまるで計算されつくした理数系でなおかつ体育会系そのもの。緻密でたくましい。そして、延ばされた生地は生きているかのように美しい!

 会場に早く着いたため、目前で何回も蕎麦うちを拝見できました。当店の九代目もじっくりと食い入るように見ていました。よかったね。もちろん美味かったね!



2010/11/24(Wed) 雀来て 稲穂を夢の 国とせむ

  霜が降り始めた朝。蔵の前に干してあったお正月飾り用の稲穂の束の上に雀が。近づいても動きません…。

 昨日の夕方はいませんでした。冷え込んだ朝、稲穂を見つけてそっと休もうとしたのでしょうか。そうして、目をつぶったまま夢の国へ旅立ったのでしょうか。稲穂と雀。あまりにも永遠のシーンでした。 



2010-11-04

2010/11/4(Thu) 紺碧の 空に吸われし 心かな

  昨日は文化の日。おや、当家の九代目は朝から行方不明。と思ったら、このチケット!!

 なんと50年ぶりの早慶戦六大学優勝決定戦を見に神宮球場へ…53歳の中年が必死で並んでゲットした外野席の半券を大事に握り締めて帰ってきました。

 懐かしい~。そういえば30年以上も昔の早慶戦、彼は前夜から球場に泊り込んで席取りして飲み、肝心の試合は二日酔いでよく覚えていなかったというアホな時代が。

 あいかわらずだなぁ、とあきれる一方、いつまでも少年の心を忘れないことに感心しました。今日になっても、TVで斉藤投手のニュースが出るたびに本当に嬉しそうでした。



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