2006-05-08

2006/5/8(Mon) お座敷や モリアオ飛び込む ジャズの音

  今年は4月12日に鳴き始めた我が家のモリアオ君です。毎日主人の聴くジャズに合わせてコロコロコロとご苦労様。うちの古座敷は庭の地面から1メートル。カエルさんには敷居が高いのにも関わらずよくご来店くださいました。ピントがボケているのはその大きさに(8~9センチ)興奮して撮ったからです。

 京都の大興寺さんというモリアオ博士のサイトでは全国のモリアオ情報が見られ、その奥深さに感心してしまいました。住職様は貴重な生き物達を見守ってあげられる環境づくりが大切です、と教えてくださいました。今年も彼等の声を聴くことが出来て本当に幸せ。頑張って産卵の写真も(メレンゲみたい!)撮りたいです。



2006-05-07

2006/5/7(Sun) にぎやかに 咲いているのに 一人静

  長かった連休も終わり、ほっとしたような寂しいような。ゴールデンウイーク中はお天気にも恵まれ、日光は久しぶりに名物(?)大渋滞もみられました。おかみのたかみとしましては、この季節はぜひ歩きで「もう1つの日光」を散策することをおすすめします。森の中でも高井家の庭でも、あちこちでいろいろな花が咲いています。これは一人静ですが、いつの間にかこうして寄り添っておしゃべりしているみたいに増えていました。

 静といえば、フィギュアスケートの荒川静香選手が選手生活引退宣言をしました。これからはプロとしてあの美しい滑りに磨きをかけるそうです。おしとやかな名前に似ず、意思の強いキリッとした、かっこいい女性ですね。



2006-05-03

2006/5/3(Wed) 連休の 真ん中の日や 栗石返し

  毎年5月3日は「栗石返し」といって、東照宮・輪王寺大猷院の境内にある栗石を掃除する日です。旧日光市民が総出で、1つずつ石をひっくり返し、間に挟まった杉の葉やゴミを丁寧に取り除く御奉仕です。これがなぜかゴールデンウイークの真ん中の日のため、子供が小さい頃はお出かけ代わりに一緒に参加させましたが、今は少子化に加え、子供たちも部活動や塾で忙しいようです。

 おまけに掃除する範囲は何十年も同じでも、町内によっては過疎化や老人世帯の増加で人手がめっきり減ってしまいました。それでも善男善女が今年も栗石を返しています。日光の人はエライ!とお天道様もほめてくれているような…



2006-05-02

2006/5/2(Tue) 平らかな 世にも凛々しき 端午かな

高井家の端午の節句飾りです。蔵の中には鍾馗様など五月人形がたくさんありますが、この季節は忙しいこともあっていつもこの兜と弓・太刀だけしか飾れません。お雛様とは大違いです。しかも太刀は主人が子供の頃チャンバラごっこで壊してしまったので20年ぐらい前に新調したものです。

実は、毎年ありがたいことにこの菖蒲を届けてくださる方がいらっしゃいます。お里のほうから親御さんが送ってくださるそうですが、その方の眉目秀麗なこと!さぞかしご両親は彼の成長が誇らしかったことでしょう。その美青年も今はパパさんになっています。平和な日本に感謝しつつも、この花の紫色のみずみずしさを見るたびに男子の凛々しいお節句をうらやましく思います。



2006-04-29

2006/4/29(Sat) 明日は晴れ 青龍神社の 御供当番

  青龍神社の御供箱です。青龍さんは弘法大師空海が滝の尾・寂光を開いた時に弟子がご加護を祈って京都醍醐の青龍神を移し祀ったそうです。本町の氏神様ですが、東照宮・二荒山神社の大祭の前には晴天を祈って祈晴際が行われます。

 この御供箱は、昔から本町の各世帯が当番制で毎日お参りするため、お米を入れて青龍さんまで運びます。いつごろからの伝統なのか、今では誰も知っている人はいなくなりました。続いているのは下本町だけですが、最近は世帯数も少なくなり当番が廻ってくるのが早く感じられます。

 本当に日光ではあちこちにお社や石像があって、拝んでいるうちに1年があっという間に過ぎて行くようです。日光が神仏習合の聖地だといわれる由縁が、こうしたことからもよくわかります。



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