2007-01-03

2007/1/3(Wed) 初釜や 日本文化 伝えたし

  昨日2日は、近所の田母沢御用邸で、日光市国際交流協会のオープン初釜が開かれました。去年まで、高井家で開催しておりましたが、協会が日光市に移りましたので、今年からもっと沢山の方に、日本の伝統文化を体験してもらおうということになりました。

 午前中だけで200人ものお客様が、お茶席・お正月遊び・お琴演奏を楽しまれて、「日本のお正月」をとても喜んでくださいました。お茶席のお菓子「花びら餅」もあっという間になくなり、うれしい春の始まりです。今年も誰かの心に残るような一期一会を大切にしたいものです。



2007-01-01

2007/1/1(Mon) 限りある 現世の春 いつくしむ

あけましておめでとうございます!

いよいよ2007年の始まりです。おかげさまで、その昔大病をしたおかみのたかみも人生51回目のお正月を迎えることが出来ました。ついに高井家歴24年。大女将は嫁に来て52年。創業202年ですから、なんとそのうちの4分の1を切り盛りしてるのです!もう、こうなると高井家の人間国宝です。

毎年、お正月が来るたびに新しいスタートの春に感謝。おせち料理も美味しく出来ました。息子と姪っ子たちが帰ってきて手伝ってくれました。娘もフランスで新年を迎えていることでしょう。

今年もよろしくお願い申し上げます。


2006-12-28

2006/12/28(Thu) お札とは 礼という字に よく似たり

  昨日は二荒山神社でお札の「焼納祭」がありました。一年間のお札をまとめて奉納すると、お焚き上げをしてくれるのです。

でも、こうやって並べてみると本当に沢山のお札。二社一寺だけでなく、日光の祭礼は年間を通して様々行われます。高井家のお札だけでこんなにありました!

 ということは、九代目がこれらの行事に元気で参加できた証でもあります。春夏秋冬「よく頑張りました。」ご利益・ご加護に心から御礼申し上げます。

達磨さんも目玉を入れて持って行きました。一年間、苦楽を共にしてきたと思うと、別れがつらい…ほんとにほんとにありがとう!



2006-12-26

2006/12/26(Tue) 敷き松葉 師走もついに 極まれり

  冬至は22日でした。柚子湯にも入ったし、かぼちゃも食べたし、お庭の冬ごもりの仕度も終わったし。さすがに、ここまでくると師走も覚悟が決まりますねー。

 冬至から来春の啓蟄まで、苔の保護のために「敷き松葉」を施します。霜柱で凍て上がった地面の苔がはがれないように、松葉のお布団をかけてあげるのです。

 今では、茶庭のファッションのようになっているところもありますが、高井家では実用本位。木の下や軒下はそんなに凍て上がらないのですが、霜が直接降りるところは、苔がはがれて乾燥したり、春になるとぬかるんでしまいます。

 でも、見た目にもなんとなくあったかい雰囲気がして、ホッこりしますね。



2006-12-25

2006/12/25(Mon) 口ずさめば 思い出したる クリスマスキャロル

23日は本町にある真光教会、ジェームズ・ガーディナーさんのの協会で、賛美歌を歌う集いがありました。仏教徒の私ですが、クリスチャンの方達に混じって聖夜の雰囲気を、と軽い気持ちで参加したところ…2時間しっかり賛美歌と司祭さんのお話。キャンドルの灯りの中で行われた静かな静かな祈りの時間でした。

いつもの見慣れた近所の教会も、その晩はどことなく秘密のたたずまい。帰り道はひとりしみじみと師走の冷気を楽しみながら帰りました。

グリーン・スリーブスのメロディがいつまでも耳に…若い頃ジャズ喫茶で聴いた孤独な夜をつい思い出してしまいました。



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