2014-04-01

2014/4/1(Tue) 雨やんで 山の小人の ご飯炊き

 30日。その日は結婚式のお客様だったのですが、一日降り続いた雨が夕方になってようやく上がりました。

美しい花嫁さん花婿さん、雨の中の神橋お渡りは大変だったと思いますが、披露宴はごゆっくりと和やかな雰囲気で、甘くお幸せそうでした。

なんてったって雨降って地固まる。

日光では雨の日に神様が龍になって降りてこられるんですからね。

お二人をお見送りして、スタッフの方も無事お帰りになって、ホーッとひと息。

裏山を見ると、雨上がりの霧がどんどん登って一面が幻想的なグラデーション。

お二人を祝福した神様が龍になって天に帰っていくみたい!

昔、あの霧は小人さんが山でご飯を炊いているんだよ、と教えてくれたN先生。今日はお赤飯かなー。

あんなに雪が深かった庭もどことなく春めいてまいりました。



2014-03-31

2014/3/31(Mon) 22日水芭蕉咲きました

 雪が溶けたと思ったら、ポカポカ陽射し。

本当に暑さ寒さも彼岸まで、でした!

高井家の庭の一番乗り。今年は水芭蕉でした。

ザゼンソウは早くに咲いて、寒さの中で縮んで水没しています。

奥のお座敷の火鉢にそっと置くと、そこだけ春が来たようなほの明るさが。

この火鉢は先代が大事にしていたもので、昔はこの引き出しに海苔を入れておくと湿気ないでパリッとしたとか。

そして一本つけて、海苔を肴にチビチビやったのでしょうか…。



2014-03-13

2014/3/13(Thu) 久しぶり 箱入り娘の お雛様

今年は大雪で蔵から出すのが遅れた分、3月いっぱいゆっくりしてもらうことになったお雛様。

これは、55年前に生まれた高井家100年ぶりの女の子「ともちゃん」のお雛様。

かわいいお顔ですね。姪にそっくり!

残念ですが、7段飾りの花ちゃんのお雛様は、雪で出せませんでした。

しかし、あまりしまいこんで置くのも、これまた、心配ですよね。



2014/3/13(Thu) 雪掘れば 思い出さるる DNA

 3月12日。

おかみのたかみはまだ雪かきをしております。

もうすぐ町内の初午祭が来るので、庭の奥のお稲荷さままで雪かきをしないと、神主さんが通れないことに気づきました。

なんと、2月8日からずーーっと雪かきをしているではありませんか!

2月2回の大雪。40cm&50cmは積もったかな。

なんか自分の職業は何だったか忘れるほど、ほとんど毎日雪かき…。ご近所さんからは「たかみさん雪かき好きだったんだね。」と言われるまでに。

スコップや鍬の使い方が妙に上手になりました。

それが楽しい!

きっと前世、もしくはDNAは農業の人だったのかも。

そういえば、おかみのたかみは地面に向かって草むしりをしている時が一番心休まる至福の時間だった、なんてことを思い出しました。



2014/3/13(Thu) 支えられてこそ 花咲く藤の もどかしさ

 2月25日。

雪は降ってる時より後が怖い。

大量の屋根の上の雪が溶け出し、気温が低いので大きな氷の塊状態。

それが落下するのであります。

高井家の大屋根も、全ての雨樋も、雪の重みで大きな被害が出ました。

特にショックだったのは、一昨年新調し直した藤棚が全壊!

本当にバラバラ。

根元もだいぶやられて、今年の花芽どころか命が…。

もっと困ったことに、この大量の残雪のために屋根やさんも植木屋さんも足場が組めず、すぐには直せないということ。

いつもは上から私たちを見下ろしている藤の枝たちも、雪の地面に着地してびっくりしているだろうなー。

左はボーゼンと佇む九代目。

日光の誰もが初めての大雪でした。



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